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堺市西区にて瓦屋根を屋根葺き替えで軽量化｜横暖ルーフαSへの葺き替え工事を行った施工事例
堺市西区 平屋
【工事のきっかけ】
堺市西区にて、築４０年平屋建て木造住宅のお住まいで、大きな地震に備えて屋根を軽量化し、耐震性を向上させたいとのご依頼を頂きました。
工事のご要望は、瓦屋根から軽量の屋根材への屋根葺き替えで、屋根の軽量化をお願いしたいとのことでした。
調査に伺うと使用している瓦は一般的な釉薬瓦でした。現在雨漏りも軽く起こっているらしく、棟の歪みや谷板金のサビや劣化が見受けられました。
お客様のご要望に答え、軽量な鋼板製の屋根材『横暖ルーフ』への屋根葺き替えをご提案し、お見積りを作成して工事に着工しました。
まずは既存の瓦・葺き土を撤去します。解体作業だけで２ｔダンプ５台分の廃材がでました。解体が終わると屋根が無い状態なので、ブルーシートで雨養生をして翌日から続きの工事を行います。
野地板は不陸を無くす為、下地調整を行ってから張り、その上からルーフィングを張りました。
ルーフィングを張り終えると最後に屋根材を葺いていきます。軒やケラバの水切り、谷樋への谷板金の設置、屋根面を葺きあげて最後に棟板金を設置します。
解体時の廃材だけでも約１０ｔ前後処分していて、葺き替えでは葺き土を使用しません。屋根の重量は元の状態よりもかなり軽量化されています。
工事が完了し、お客様は『大変な作業でしたど綺麗に仕上げてくれてありがとうございました。屋根も軽くなって見た目もスッキリしたので工事をして良かったです。』と喜んでおられました。
屋根葺き替えは街の屋根やさん堺店にお任せください。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：平屋
- 施工期間：６日間
- 築年数：約４０年
- 施工費用：約２５５万円
- 使用材料：横暖ルーフαS・アスファルトルーフィング・構造用合板・下地用木材・雨樋
まずは現地調査を行ないました。
平屋建てという事もあり、屋根の範囲が広いです。瓦の数量は千枚以上あり、土葺き工法で施工しているので瓦の下には葺き土が敷き詰められていることから、かなりの重量が屋根にかかっているのが分かると思います。
現在、室内の天井から軽く雨漏りも起こっているらしいのですが、屋根で問題がありそうな箇所は棟が若干歪んでいるのと谷樋の板金のサビや劣化が見られるぐらいでした。
平屋の天井からだと屋根が原因での雨漏りなので、屋根葺き替えを行うと雨漏りは解消されますね。
お客様のご要望は屋根を葺き替えて軽量化、お住まいの耐震性の向上です。
軽量の鋼板屋根である、『横暖ルーフ』への屋根葺き替えをご提案させていただきました。
瓦、葺き土の解体は全て手作業で行います。
先に変わらを撤去しますが、葺き土が滑り落ちないように屋根の端である軒・ケラバにある瓦は残しておいて、最後に撤去します。
瓦の撤去後に葺き土も全て回収し、処分を行います。
瓦の重量は１枚約３キロほどあります。
千枚以上の瓦を撤去し、その下にある葺き土も全て処分すると、２ｔトラック５台分の量が出ました。
単純計算で約１０ｔ程の重量分、処分したことになります。
施工する横暖ルーフは瓦の１０分の１程の重量になります。更に葺き土も無くなるので屋根全体にかかる負担、重量はかなり軽減されますね。
屋根の解体は終了しましたが、続きの工程は翌日行います。
現在屋根が無い状態なので、雨が降ると大変なことになってしまいますよね。
天気予報では雨の気配は全くなかったのですが、念のため屋根全体にブルーシートをかけて雨養生を行いました。
屋根の下地となる『野地板』を張っていきます。
元の屋根下地であるバラ板の上に構造用合板を張るのですが、不陸を無くす、ビスや釘の効きを良くする為に、バラ板の上に一定の間隔で垂木を沿わせ、その上に合板を張りました。
野地板を張り終えると、その上に『ルーフィング』を張ります。
ルーフィングとは防水紙のことで、屋根材の隙間から入り込んだ雨水が内部に入り込むのを防ぐ役割がある、とても重要な役割を担っております。
今回使用しているのが改質アスファルトルーフィングで、耐用年数が約３０年程あります。
隙間を無くす為にルーフィングの端同士を重ねるのですが、必ず軒側が上になる様に重ねて施工します。反対にしてしまうと流れ落ちる雨水が隙間から入ってしまうので、必ず軒側から棟側に向かってルーフィングを張らなければなりません。
屋根工事は基本的に雨水の流れに逆らうように、軒側から棟側へと施工することが多いです。
屋根葺き替え時の様子をご紹介します。
まずは軒先・ケラバに『唐草』を設置します。唐草は水切りの役割があり、流れ落ちる雨水が軒裏などに廻らないようにします。軒裏に雨水が廻ってしまい、腐食したり劣化すると、軒裏が崩れてしまう等の不具合があるので唐草は重要な役割を担っていると言えます。
なぜ唐草と呼ばれているのか、昔は軒やケラバに葺く瓦に唐草模様を付けることが多かったらしく、それで唐草と呼ばれていたとのことです。その名残が今も残っているということですね。
『谷板金』を設置しました。谷板金とは屋根の谷部に敷く板金の事で、谷樋ともいいます。
屋根材と同じガルバリウム鋼板製の板金を使用しています。
屋根の谷部には多くの雨水が流れていき、雨樋へと排水されます。
谷部に多くの雨水が集まることから、不具合が起こると雨漏りが最も発生しやすい箇所でもあります。
主に板金や銅板が敷かれているのですが、劣化したりサビて穴が空くと、そこから雨水が内部に入り込んでしまいます。
屋根材もルーフィングと同じように、軒側から棟側の順に葺きます。
施工方法がかん合式なので、屋根材の端同士を引っかけ合わせて固定し、更にビス止めもするので風災にも強くなります。
最後に『棟板金』を取り付けます。
棟板金は棟に被せる板金の事で、棟から雨水が入り込むのを防ぐ役割があります。
パッキンとしての役割がある防水用スポンジを取り付け横から雨水が入り込むの防ぎ、貫板という棟板金を固定する為の木下地を取り付けます。
棟板金を棟に被せ、貫板に向けてビスを打ち込み棟板金の取り付けが完了です。
ビスは、ビス穴からの雨水の影響が少なくなるように、棟板金の側面から打ち込んでいます。
屋根葺き替えと一緒に雨樋の交換も行いました。
瓦屋根から横暖ルーフに葺き替えたので、雨水の流れ落ちる位置が少し変わってしまいます。又、元の雨樋では横暖ルーフとの外観が合わないので、新しい雨樋に交換しました。
瓦屋根から横暖ルーフへの屋根葺き替えが完了しました。
元の瓦は千枚以上撤去し、葺き土も全て撤去しています。
屋根材だけでも重量は約１０分の１になっており、更には葺き土も無くなっているのでかなり軽量化されましたね。
これで地震に強い屋根の完成です。
断熱性、遮音性にも優れている屋根材なので、快適に生活もできますね。➤屋根リフォームするなら地震に強い屋根にしてみませんか
工事が終わり、お客様から『大変な工事だったのに綺麗に仕上げてくれてありがとうございます。見た目もスッキリして屋根がかなり軽くなったので安心できます。』との嬉しいお言葉をいただきました。
屋根葺き替えは街の屋根やさん堺店にお任せください！
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