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堺市南区でコロニアル屋根・モルタル外壁の鉄骨造住宅に塗装工事
堺市南区 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
建物全体的に色褪せや劣化があり、
塗装工事を考えているとご相談がありました。
点検を行うと
コロニアル屋根や付帯部
、外壁などに
問題が見られた為、補修を
行った上で塗装工事を行う事になりました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間:3週間
- 使用材料:屋根:水谷ペイント 水系ナノシリコン、外壁:関西ペイント アレスシルクウォール、軒天:関西ペイント アレスセラマイルド、鉄部:関西ペイントカンペ1液MレタンHG
堺市南区にて鉄骨造住宅の塗装工事を行った様子をご紹介します。
今回工事を行ったのはこちらの建物です。
棟板金を固定する釘の浮きも数箇所で見られました。
棟板金は屋根と屋根がぶつかって山になった所を守る板金です。金属製である棟板金は、
温度差による膨張・収縮を繰り返す事で
、
釘抜けが非常に起きやすい部位なのです。
今回は釘
浮き程度
でしたが、完全に釘が抜けると棟板金が外れてしまう危険もあります。
▶棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決!
ドーマーの板金が一部外れており、その周辺のコロニアルも剥がれていました。
ドーマーは屋根の中でも風の影響を受けやすい為、取り付けた板金や周辺が傷む事は珍しくありません。長い期間をかけて、少しずつ劣化して板金が外れたと考えられます。
このまま放置すれば、板金が外れた箇所から雨水が侵入する可能性が高い為、板金を取り付ける必要があります。
付帯部の各所にも問題が見られました。
塩ビ製の雨樋が劣化し、強度が低くなっていました。
塩ビは長年の
紫外線や風雨で強度が下がると、台風時などに割れる可能性が高くなります。
定期的に塗装メンテナンスを行う事で劣化の進行を遅らせる事はできますが、
こちらは素材自体がかなり劣化していた為、交換する必要があります。
▶雨樋工事でお家を雨水から守る!
雨樋の外側にある化粧鋼板が錆びています。
こちらの化粧鋼板は、雨樋をあえて隠しスタイリッシュに見せる為、意匠的に取り付けられた物です。
しかし、内部に水が溜まる構造になっており、全体的に錆びが進行していました。
このまま放置すればどんどん錆が広がっていき、穴あきなどにも繋がってしまいます。
換気扇の屋外フードも、以前の台風で破損したそうです。
この状態でも換気には問題ありませんが、内部に雨が入る可能性があります。
錆びも見られる為、交換を行った方がよさそうです。
モルタル下地の
外壁も全体的に色褪せており、
苔が生えている所もありました。
外壁の色褪せや苔は、塗膜が劣化して防水性が下がって
いるサインです。
下地のモルタル自体には防水性がほとんどない為、表面の塗膜で防水性を保つ必要があり、劣化が進行すると
クラック(ひび割れ
)
にも繋がります。
▶屋根塗装・外壁塗装で屋根と外壁の防水性を回復させる
玄関庇の軒天ボードが少し浮いています。
『
これくらい大丈夫じゃない?』
と思われるかもしれませんが、強風を伴う雨の日は隙間に雨が入り、内部の腐食や軒天ボードが更に浮く悪循環を招きます。
また、中に
小動物や鳥が入って巣を作ると、糞尿などの二次被害に繋がるケースもある為
、軒天の浮きは早めに対処する事をお勧めします。
▶軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります
今回は劣化箇所の
補修を行った上、全体的に塗装工事を行う事になりました。
まずは足場を設置し、塗料の飛散防止に
メッシュシートも取り付けます。
足場の設置には工事費用とは別に
十万円
以上
かかる為、
できれば省略してほしいという方もいらっしゃいますが、高所で作業となる屋根工事には足場は必要不可欠です。安全で高品質な工事を行う為にもご理解をお願いします。
一度の足場設置で屋根も外壁もまとめて工事を行うと、別々に工事するよりも足場代が節約できます。
▶一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事
ひび割れが大きいコロニアルは新しく差し替えます。
スレーターズリッパーという工具を使って、割れているコロニアルを撤去します。
力加減を誤ると下地の防水シートなどに傷が付く為、注意が必要です。
コロニアルのひび割れが軽微な箇所は、コーキングで補修を行いました。
ひび割れ箇所にコーキングを打ち、ヘラで平らに伸ばして乾燥させます。
現時点では補修跡が目立っていますが、後から塗装を行うとほとんど分からなくなります。
これでコロニアルの補修は完了しました!
釘抜けがあった棟板金は釘を全て撤去し、ビスで留め直します。
ある程度築年数が経っている住宅は、棟板金が
釘止め
されている事が多く、経年で釘抜けが起こってしまいます。
釘よりもビスの形状の方が抜けにくい為、全ての釘をビスに交換し、周りにコーキングを打って、水が入りにくいようにしておきました。
▶板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決!
ドーマーは剥がれかけていた板金を一旦剥がし、新しい板金に張り替えます。
板金を撤去した所、板金を取り付ける為の
木下地にも劣化
が見られた為、木下地も張り替えました。
新しい板金を木下地に取り付けていきます。
『
板金工』
と呼ばれる板金職人が現場で曲げ
加工をしながら取り付けていきます。
ドーマーの板金もビスで留め、ビス留めした所や板金同士の取り合い部にはコーキングを打っておきました。
コーキング剤には、内部に水分が入るのを防いだり、ビスが抜けるのを防ぐ効果があります。
コーキング剤にも寿命がある為、
今後も定期的なメンテナンスは必要になりますが、
しばらくは安心してお過ごしいただけます♪
これでドーマーの補修は完了です!
▶ドーマーからの雨漏り原因と修理方法
外壁塗装を行う前に、外壁サイディングパネルの目地
コーキングを打ち替えます。
モルタル下地の外壁には継ぎ目
がない為コーキングはありませんが、サイディングパネルを使用している玄関周りやサッシ
周辺などの
目地
コーキングを打ち替えます。
カッターナイフで既存のコーキングを撤去します。
既存の目地コーキングはひび割れや肉痩せが見られました。
サイディングが傷つかないようにカッターで切り込みを入れてからコーキングを引き
剥がし、ウエスや刷毛で目地を
綺麗に
しておきます。
マスキングテープで養生し、コーキングプライマーを塗布します。
養生は周辺の保護以外にも、綺麗に仕上げる為にも行います。マスキングテープを真っすぐ張っておかないと、仕上がりもガタガタになってしまう為、丁寧に行う事が重要です。
その後、コーキングを密着させる為のコーキングプライマーも塗布しておきます。
コーキングプライマーを20~30分乾燥させたら、
コーキング材
を充填し、ヘラで伸ばしていきます。
コーキングが乾燥し始めてから養生を剥がすと、コーキングが糸を引いてしまう事もある為、
打ったらすぐにマスキングテープを剥がします。
目地コーキングを打ち替えたら、高圧洗浄を行います。
市販で販売されている高圧洗浄機よりはるかに高い水圧の塗装工事用の高圧洗浄機を使用する為、劣化した目地
コーキングのまま高圧洗浄を行うと劣化した目地の
隙間から水分が入り込んでしまいます。その為、
必ず目地を打ち替えた後に高圧洗浄を行います。
高圧洗浄は高い場所から順に行います。
屋根に付いた汚れやホコリだけでなく、剥がれかけた古い塗膜をも取り除きます。
非常に高い水圧でケガをしたり落下する危険もある為、細心の注意を払って作業を行います。
外壁も高圧洗浄を行っていきます。
高圧洗浄中はもちろん窓を閉めていただくのですが、高い水圧で窓が開いてしまう為、
必ず窓の施錠もお願いしております。
高い水圧を噴出するには一気に
大量の水を使う為、
水道から直接高圧洗浄機に繋ぐと水量が追いつきません。その為、予め大きなバケツなどに水を張って、そこから水を汲み上げて使用します。
※お客様宅の水道を使用させていただき、
水道代は
お客様負担となり
ます。
屋根・外壁・付帯部など塗装する場所全ての高圧洗浄を行いました。
様々な下準備を経て、やっと
塗装工事の段階
です。
まずは金属部に錆止めを塗ります。
こちらの住宅は棟板金・軒先の化粧鋼板・玄関庇・雨戸・戸袋・ベランダ手摺などが金属製であった為、錆止め塗装を行いました。
錆止め塗装を行う前に、『
ケレン』
と呼ばれる素地調整作業を行います。
サンドペーパー使って高圧洗浄で取り切れなかった古い塗膜や錆びを取り除く事で、塗料の密着性や耐久性が向上します。
ケレンを行わないと綺麗に仕上がらないだけでなく、
すぐに剥がれる原因にもなり、
塗装工事において必要不可欠な工程です。
ケレンが完了したら、赤錆色の錆止め塗料を塗布します。
人体に害のない『エポキシ樹脂系
』
の錆止め塗料を塗布しました。
エポキシ樹脂系の錆止め塗料には、素地内部に浸透して弱くなった素地を補強する効果もあります。
塗装工事の
仕上がり色に
合わせて、錆止め塗料の色も使い分けるのですが、今回は仕上がりの色が
”こげ茶色
”
である為、
赤錆色の錆止め塗料を使用しました。上から塗料を重ねると赤錆色は完全に隠れますのでご安心くださいね。
玄関軒天や雨樋は、錆止め塗装を行った後に補修しました。
小さな隙間が開いていた玄関の軒天を剥がすと、
内部に水が入った事で下地木材が変色していました。
下地が劣化した状態で軒天ボードだけ張り替えても
しっかり固定されない為、
下地材も交換してから新しい軒天
ケイカル板を
張りました。
軒天の張り替えが完了しました。
軽微な浮きでも、内部に水が入り部材が劣化したり、小動物が中に入って糞尿被害になったりと、軒天の浮きは
様々な二次被害に繋がります。
早めに補修する事で被害を最小限に抑えられますので、軒天の浮きに気付いたら早めに専門
業者に相談しましょう。
▶軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります
高圧洗浄の前に撤去した
軒樋
を早く取り付ける為に、
軒樋
の外に取り付けている化粧鋼板を先に中塗り・上塗り
塗装し、乾燥させたらすぐに新しい
軒樋を取り付けました。
雨樋がない状態で雨が降ってしまうと、建物の排水システムが上手くいかず、
住宅に悪影響を及ぼす可能性がある為です。
▶雨樋がなかったらどうなるの?
金属部以外にも下塗りを行っていきます。
下塗りは塗料の仕上がりに直結する、非常に重要な工程です。
下塗りの工程を省くと、仕上がりがムラになったり耐久性が低くなる為、必ず下塗りを行います。
塗装しない箇所を保護する為、マスカーで養生しておきます。
中塗り・上塗り塗装が完了するまで養生は剥がさない為、丁寧に養生しておかないと塗装も綺麗に仕上がりません。
ローラーでコロニアルに
無色透明の
下塗り塗料を塗っ
ていきます。
塗料にはそれぞれ、標準塗布量・乾燥時間・使用方法などがメーカーにより定められています。一つでも誤ると本来期待されている耐用年数まで持たず、数年で剥がれてしまう可能性もある為、必ずメーカーの使用
基準
を
順守します。
塗料:水谷ペイント 水系パワーシーラーⅡ
新しく張り替えた軒天ケイカルは、パテ処理(凹凸を埋める作業)を行ってから下塗りを行います。
ケイカル板は防火性が高い素材ですが、防水性はあまり高くない為、新品であっても塗装を行って防水性を持たせる必要があります。
木製の玄関扉には、『オイルステイン
』という浸透性の木部専用塗料を何度か塗り重ねました。
扉の凹凸部はローラーでは塗りにくい為、刷毛を使って塗装します。
下塗り塗料をしっかり乾燥させたら、中塗り・上塗りの手順に進みます。
中塗り塗料もローラーで塗装し、しっかり乾燥させてから上塗りします。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用していますが、2回に分けて塗り重ねる事でムラができず、
塗膜の厚みをしっかり持たせる事ができます。
塗料の中には
断熱性の高い商品
もあり、塗装工事を行う事で室内の温度上昇を抑えられる事もあります。
▶屋根塗装で遮熱・断熱性を向上!
しかし、たとえ高性能な塗料を使用していても、メーカーの
使用基準を守らなければ本来の性能も発揮できません。
塗料:水谷ペイント 水系ナノシリコン
モルタル外壁も中塗り・上塗りと塗料を重ねます。
モルタルそのものには防水性がほとんどない為、表面の塗膜で防水性を保つ必要があります。
塗膜が劣化してくると、ひび割れや苔・カビなど様々なトラブルに繋がる為、定期的な塗装メンテナンスが不可欠です!
塗料:関西ペイント アレスシルクウォール
玄関周りのサイディング外壁にも、同じように塗装を行います。
玄関周りはお住まいの顔とも言えますので、お家の
印象がぐっと上がりますよ♪
塗料:関西ペイント アレスシルクウォール
玄関扉には浸透性のオイルステインを何度か重ね塗りした後、ツヤ出しにクリア塗装を行いました。
クリア塗装はツヤを出すだけでなく、表面の水を弾く効果もある仕上げ塗料です。
破損していた屋外フードを撤去し、周辺を塗装してから新しいフードを
取り付けました。
滅多に取り外さない所なので、取り付け前に清掃もしておきました。
玄関庇に新しく張った軒天ケイカル板にも、白い塗料を
塗り重ねました。
下塗り前に行った
パテ処理(
凹凸を埋める
工程)の跡も、塗装を行うとほとんど分からなくなります♪
塗料:関西ペイント アレスセラマイルド
雨戸やベランダ手摺などの金属部分も、錆止め塗装の上から中塗り・上塗りと塗り重ねます。
金属部分も塗膜に厚みを持たせる事で、錆びの進行を遅らせ、金属が劣化す
る事を防ぎます
。
塗料:関西ペイント カンペ1液MレタンHG
金属部の塗装も
しっかり乾燥させ、
塗装の工程がすべて完了しました。
塗料が乾燥したら、養生を撤去していきます。
しっかり塗れているか確認しながら撤去作業を進め、手直しする箇所があればその場でタッチアップ(修正
)します。
どれだけ丁寧に塗装を行っても、手直しが必要な箇所がある場合がほとんどです。
足場を撤去してからでは手直しが難しくなる為、最後に
厳しく
チェック
しておきます。
始めに設置した足場を解体します。
足場の設置・解体は資格を持った人しかできません。
高所で重量物を取り扱う作業の為、安全第一で建物を傷つけないように、半日ほどかけて丁寧に解体していきます。
大きな音が発生する為、施主様だけでなく周辺住民の方々にも事前にご挨拶とご説明を行っております。
足場設置期間は様々な制限がありご不便をおかけしますが、お客様のご協力に感謝いたします。
足場を撤去したら、最後に清掃を行います。
施工中に生じたホコリなども取り除き、綺麗な状態でお客様に引き渡します。
最後にお客様と一緒に各箇所の目視確認を行って全ての工程が
完了です!
塗装工事の全ての工程が完了しました!
塗装工事は
美観性が上がるだけでなく、
建物の防水性・耐久性・遮熱性も上がります。
正しくメンテナンスする事で、建物を快適に末永く
維持する事に繋がります。
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