まずは現場にお伺いし、屋根の状況を確認します。屋根に登ると瓦が散乱している状態でした。写真に写っているのは道路側にある寄棟がです。この寄棟の瓦が数枚地面に落ちてしまったようです。

屋根全体を点検してみると、漆喰が変色し劣化していました。しかし、漆喰がめくれたり、ひび割れたりはしていなかったので、今すぐ工事しないといけないレベルではありませんでした。

２階のベランダは波板の屋根が飛んでいました。風が吹くと今にも波板が飛んで行ってしまいそうな状態でした。そして、パタパタと音が鳴り、ご近所さんに迷惑が掛かってしまっていると心配もされていました。

※波板が古すぎてパリパリになっている状態では部分的ははり替えは難しいことがあります。

今回は３階建てだったので落下防止と材料の荷揚げのため、部分的に足場を組み工事をします。足場は半日程度で工事は完了しています。

足場を組み、次の日に屋根工事をしました。まず、崩れた棟の瓦を丁寧に解体していきます。割れていない瓦は再利用します。

解体した部分に新しい漆喰を盛り、その上に瓦を並べていきます。そして瓦の上に土を盛り、同じように瓦を積んでいきます。

瓦を積み終えたらワイヤーで瓦をしっかり固定し漆喰をすれば、棟の積みなおし工事は完了となります。

瓦工事の次の日に朝ベランダの波板工事を行いました。ポリカ波板クリアマットを施工しました。波板補修工事は午前中に完了したので、昼からは足場を解体し全ての工事が完了となります。