現場調査
カーポートの波板張替えのご相談をいただきました。元の波板の色が分からないぐらい変色していました。南向きの駐車場で日差しが強く、茶色く焼け焦げています。

現場調査
一部波板が割れてなくなっています。風を受けやすい南側から外れる事が多いです。２０１８年の台風の時も、南側の瓦だけがめくれあがって落ちたというのが多かったと思います。

これ以上割れて飛ばされない様に、ネットを載せて飛散防止をされていました。

ナミイタ自体が日差しの熱で溶けて歪んだり、フックが劣化で割れると飛ばされやすくなります。

外した波板は反りかえっていました。アルミのフレームに差し込んでフックで固定している波板は、フレームから外れる事で風を受けやすく、下からの風で浮き上がってしまいます。飛ばされて近隣の方にご迷惑が掛からない様に、早めの張替えをお願いします。

波板を撤去しました。
2018年の台風はフレームも飛ばされたお家がありました。こちらではアルミのフレームはしっかりしているので、波板のみ張り替えていきます。

波板にテラスやカーポートは、樋の部分が隠れて詰まりやすい為、貼替のタイミングで埃やコケを取り除きます。

お客様が鳥の巣があるという事で、アルミの開口の中をのぞいてみると、しっかり藁で巣を作っていました。巣立っていて、卵も雛もなく良かったです。元々キャップが付いていたのですが、劣化して割れてしまったそうで、しっかり開口は塞がせていただきました。

使用する波板は、タキロン製ポリカナミイタ熱線カットのブロンズ色です。一昔前に比べて、遮熱性・対候性が良くなって、割れにくくなっています。

波板はプラスチックのフックで、フレームに引っ掛ける様にして固定します。波板には専用の工具で穴を開け、フックを通します。フックにも長さがあるので、合ったフックを選択しましょう。

施工後
波板のフックは均等間隔に固定されています。フックとフックの間は5山になっています。そうする事で見た目もきれいになります。端の方は半端になるので、最後は端から一つ目の山でフックを止めています。

施工後
波板の重なりは大体3山。
3山かさなっている真ん中の山でフックを止めています。