以前も塗装したとお聞きしていたのですが、部分的な塗装で色ムラが目立ちます。前回の塗装時に捲れて素地が見えていて、そこから捲れてこない様にや錆が広がらない様に、予算の抑えた補修をされたかと思われます。「ちょっとそこだけ塗っといて」のパターンですね。

部分的に塗膜が膨らんで割れたり、剥がれたりしています。2階の窓を開けると見える部分なので、気になりやすいかと思われます。塗膜が剥がれると、錆が発生して穴が開き、雨漏れするリスクが伴います。このタイミングでご相談して頂けて良かったです。

落ちらは玄関の上の庇です。
南東の角で日当たりもよく、鋼板製の庇が熱を持って沸騰する現象が起きます。膨らんで割れてを繰り返すことでただれたような表面になります。塗膜の下に雨が入り込んで溜まると錆びて、雨漏りの原因になります。

塗装の開始、ケレン清掃。
膨らんだ塗膜の上から塗装しても、剥がれやすくなりますので、ケレンと呼ばれる剥離作業を行います。硬化して浮き上がっている所も、そこから捲れやすくなるので、出来る限りの塗膜は削り落とします。

錆止め施工。
ケレンでめくった塗膜のカスは、しっかり取り除いてから錆び留めを塗っていきます。清掃が中途半端になってその上から塗っていくと、そこから剥がれる可能性があります。剥がれた部分は塗装がされていないので、錆の発生の原因になります。

中塗り施工。
基本的には上塗りと同じ塗料を使います。塗装に必要な塗膜の厚みや色ムラを抑える効果があります。その時その時で写真に収めながら、塗装工事を進めています。

上塗り施工。
中塗りと同じ塗料、色を使用しています。仕上げの工程になりますので、この時に塗り忘れが無い様に丁寧に塗っています。

屋根塗装完了。
費用を抑えた部分補修もいいのですが、全体を塗る事で屋根全体に一つの膜が出来ます。見た目もきれいになるので、屋根に劣化がみられた時はご一考下さい。