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和歌山市で行ったウレタン防水工事(密着工法)の工程をご紹介!
和歌山市 防水工事 ベランダ防水工事
【工事のきっかけ】
1階の和室の天井に雨漏りのシミができていたので、和室の上にあるベランダを調査すると、ベランダの床が劣化し、汚れや苔が目立ち、ひび割れもできていたのでウレタン防水をご提案させていただきました。
基本情報

- 施工内容:防水工事 ベランダ防水工事
- 施工期間:4日
- 築年数:築約33年
- 使用材料:カチオンフィラー、コーキング、プライマー、ウレタン樹脂、トップコート、ガルバリウム鋼板SGL
皆様こんにちは!今回「ベランダのウレタン防水工事」の施工事例をご紹介したいと思います。
雨漏りの原因は屋根以外にも、ベランダや外壁・室内の水道管など様々な箇所で雨漏りが起こる可能性があります。
こちらのページでは、なぜ雨漏りが起きるのか?どのような問題が起きているのか?また、雨漏りの対処法などを詳しくご紹介しておりますので、よろしければ一度ご覧ください★
それでは和歌山在住A様邸のウレタン防水工事についての工程をご覧ください!
1階の和室に雨漏りのシミが発生しているので、和室の調査を先に行いますが、和歌山市在住A様邸では和室の部屋の上には、ベランダがありました。
また、和室に窓もあり雨漏りの原因になる可能性がありますので、そちらも調査することにしました。
和室の飾り棚の木部や、柱に雨漏りのシミができていました。
雨漏りに気づく原因として、このような雨水のシミで気づく方がほとんどかもしれません

雨漏りは、台風などの暴風雨で屋根が破損し即座に建物内に雨水が侵入してくる場合と、天井や壁の一部が変色してきたかな?と思っていると、ある日突然雨漏りを起こす場合があります。
和歌山市在住A様邸では暴風雨などが原因の雨漏りではないので、後者になります。
後者の場合では、天井や壁に雨漏りのシミができる前から実は雨漏りが続いており、何か月も経ってから室内に侵入してきたというケースが多いです。
なので、何か月も前から雨漏りが続いているので、天井や壁の内部では雨漏りの被害が大きくなっているかもしれません。なので雨漏りに気づいたら、放って置かずにすぐに修理をしましょう
また、
天井内は雨水で湿度が上昇しカビが発生しやすくなります。そうすると、
住居が原因の体調不良を起こすこともあります
更にシロアリも発生しやすくなるので家の柱などを食べられると、家の耐久性も落ちてしまいます。

続いてはベランダの様子です。
A様邸では防水層の上に保護モルタルがひかれたベランダでした。
保護モルタルとは、保護モルタルとは防水層を保護するためのモルタルの事で、砂(細骨材)とセメントと水を練り合わせてつくられています。
A様邸の保護モルタルは劣化しており、汚れや苔が目立っていました
ベランダの床は長年太陽の紫外線や、雨などの影響を受けて徐々に劣化していきます

劣化が進み保護モルタルがひび割れてしまうと、そこから雨水が侵入し、防水層の機能を弱めてしまうことがあります。
街の屋根屋さんではベランダの防水工事を新築から10年前後をめどにオススメしています。
↑こちらでは、防水工事以外にもメンテナンス時期を記載しています。

ベランダの立ち上がり壁と床に数ヵ所のひび割れがありました。
このひび割れから、雨水が侵入してしまうと防水層を弱めてしまい、雨漏りの原因にもなってしまうので、ウレタン防水工事をご提案しました。

和歌山市在住A様邸のベランダの立ち上がり壁に笠木(かさぎ)が設置されていない所がありました。
笠木が無いと、直接外壁に雨水や風が当たり、外壁にひび割れができたりと、劣化を早めてしまうことがあります。
そもそも笠木とはどのようなものなのか?
少し笠木についてご紹介させていただきます!
ベランダやバルコニー等の水平になっている部分に取り付ける材料のことを【笠木】といいます。
ベランダやバルコニーに使用される笠木は外壁を腐食から守るために設置されています。さらに笠木は雨漏りを防止するための防水機能もあります。
外壁の腐食予防の笠木ですが、この笠木が原因で雨漏りを起こすこともあります。
詳しくはこちらをご覧ください。

外壁と窓の取合い部分のコーキングが劣化し、亀裂が入っていました。この亀裂から雨水が侵入してしまうと、雨漏りの原因にもなりますので、新たにコーキングを充填することにしました。

サッシ廻りのコーキングも劣化していました。
こちらもコーキングに亀裂が入り、雨水が侵入しやすくなっていました。
コーキングを初めて耳にする方もいると思いますので、こちらでコーキングについて詳しくご紹介します。
調査結果
◆和室の飾り棚の木部、柱に雨漏りのシミがあった
◆ベランダの保護モルタルの劣化・ひび割れ
◆1階和室の窓とサッシ廻りのコーキングの劣化
ご提案内容
◆ベランダの外壁のひび割れ補修工事
◆ ベランダ防水工事(ウレタン防水・密着工法)
◆ ベランダの手すりの下部分に笠木を取付ける
◆1階和室の窓とサッシ廻りのコーキング打ち換え
これらの内容をA様にお伝えし後日工事を行うことになりました。
和歌山市在住A様邸 ベランダ防水工事(ウレタン防水)を行います

和歌山市在住A様邸では、ウレタン防水の中でも下地に直接ウレタン樹脂を塗布する【密着工法】で行います。
密着工法を行う場合は、劣化の少ないしっかりとした下地が必要となりますが、他の工法よりも安価で簡単に行うことができます。また、塗料を塗るだけなので、軽量で建物にかかる負担も少ないです。
しかし、下地の劣化が激しい場合には向かないので、場合によっては修繕に使えない場合もあります。
ウレタン防水の特徴や密着工法など様々な工法についてはこちらのリンクでご紹介していますので、よろしければご覧ください!
◆メリット
1.多様な下地に対応できる
2.他の防水工事と比べ安く施工できる
3.継ぎ目の無い防水層を作れる
※継ぎ目があると、そこから雨水が侵入する可能性があります。
4.重ね塗りが可能
※元々使用していた防水層などを撤去しなくても上から重ね塗りが可能です。
◆デメリット
1.職人の腕で出来上がりが左右される
2.塗料の乾燥に時間が必要で、施工日数が長い
3.トップコート(ウレタン樹脂の上に塗られる塗料)のメンテナンスが必要
※トップコートのメンテナンスは約5年程で行うことをおススメします。
和歌山市在住A様邸 下地(床・壁)を綺麗にします!
ウレタン防水を行う前に、まずは今ある下地(床や壁)の汚れや苔を落とすにケレン作業を行っていきます!
下地が汚れたままウレタン防水を行うと、ウレタン樹脂がしっかりと下地に密着できなくなります。しっかり塗膜がくっつかないと、すぐに塗膜が劣化してしまい剥がれてきますので、ケレン作業は強い防水層を作るためには欠かせない作業となります。
スクレーパーなどを使用し汚れを落とし、ブラシで汚れを集めて清掃しました。
ケレン作業を行いブラシで汚れを清掃している写真です。
真っ黒になっていたベランダの床ですが、ケレン作業によりここまで白く綺麗な下地へと変わることができました。
ケレン作業はすごく大変で、防水の職人が隅々まで汚れを落としてくれています。
下地が綺麗になれば続いては下地の強度を上げていきます!
ケレン作業後、綺麗になった下地に【カチオンフィラー】を塗っていきます。
カチオンフィラーとはカチオンや無機質骨材を配合した主剤とカチオン性樹脂の硬化剤を撹拌させて使う、セメント下地調整塗材のことで、劣化した下地に塗ることで下地を強化させます。カチオンフィラーはローラーやハケで塗っていきます。

カチオンフィラーは塗装し乾燥させると、表面がザラザラした部分がでてきますので、スクレーパーを使ってザラザラした表面を削り平らにしていきます。
ザラザラした表面のままウレタン樹脂を塗布してしまうと、表面がザラザラしているのでウレタン樹脂の厚みが違ってきたり、塗膜自体が凸凹してしまい、雨水がベランダの床に溜まる可能性もあります


カチオンフィラーの塗装が完成しました。カチオンフィラー等の塗料は均一に塗装するのは難しいことなので、街の屋根屋さん和歌山店では専門の職人が行いますので、均等で平らな下地を形成することができます!
下地を強化させ、綺麗になったところで続いては、防水性をアップさせるために立ち上がり部分と目地部分にコーキングを充填していきます。
立ち上がり部分や目地には小さな隙間があります。
小さな隙間があると、雨水が侵入してしまう可能性がありますので、コーキングで雨漏りの侵入を防いでいきます。
コーキングを目地などに充填する時は、目地にプライマーと呼ばれる接着剤を先に塗ってからコーキングを充填します。
そうすると、下地とコーキングがしっかりと密着して防水性がアップします。
さらに、コーキングを充填した後は、ヘラでしっかりと抑え下地とコーキングの隙間をなくしています。
つづいては、下地全体にプライマーを塗っていきます。
下地調整後、いよいよウレタン防水を行っていくのですが、ウレタン樹脂を塗る前に、プライマーを塗っていきます。プライマーは接着剤の役割があるので、下地とウレタン樹脂をしっかりと密着させ、強い防水層を作るためには必要な作業となります。

立ち上がり部分の壁と、床にしっかりとプライマーを塗り乾燥させたら、ウレタン防水の密着工法で、水色塗料のウレタン樹脂を塗布していきます。
ウレタン樹脂は防水工事に使用されるほどなので、防水性に優れています。また液体なので壁の立ち上がり部分などでも継ぎ目の無い防水層を作ることができますので、複雑な場所でも施工が可能です!
継ぎ目ができる防水層だと、そこから雨水が侵入し、防水層の下にある下地へと流れてしまい、防水層の意味が無くなってしまいます。
基本ベランダを塗装する時は、立ち上がり部分やドレン周りなど周辺を塗っていき、その後床面を塗装していきます。
ドレンとは、写真の左奥にある排水溝のことです。
➡ドレン部分にゴミが溜まると、雨水などが流れにくくなり雨漏りの原因になることもありますので、定期的にドレン周りの掃除も行いましょう!
ウレタン樹脂を塗装後、乾いたらもう一度ウレタン樹脂を塗っていきます。ウレタン樹脂はある程度厚みを作らないと、剥がれやすくなります。防水層が剥がれないようにと、防水層の強度を上げるためにウレタン樹脂は2度塗りしています。
ウレタン樹脂は乾燥した後でも少し粘着があり、ウレタン樹脂の塗膜の上を歩くと「ペタペタ」と足の裏がくっついたようになります。
この現象を【タック現象】といい、タック現象の塗膜のまま放っておくと、汚れや虫がくっついてしまうことがあります。
さらにウレタン樹脂は紫外線に弱く、変色やひび割れを起こしやすいので、紫外線からウレタン樹脂を守るためにトップコートを塗っていきます!
トップコートは紫外線に強いので、ウレタン樹脂を紫外線から守るコーティングの役割と、滑り止めの機能も含まれております。なので雨が降って床が濡れていても滑りにくくなります。
しかし、トップコートの耐用年数は約5年程だと言われていますので、トップコートが劣化し滑りやすくなると危険ですので、定期的にトップコートを塗り替えることをオススメします。
他にもトップコートの劣化症状について少しご紹介します

表面の色あせ
防水層自体がダメージを受けることは無いが、
劣化の初期状態といえます。
チョーキング現象
紫外線等の劣化でトップコートが粉状になり
手で触ると手が白くなります。
カビや苔・雑草が生える
見た目の問題だけでなく、
雑草が防水層まで根を張ってしまうと
そこから浸水することもあります。
塗膜のひび割れ・剥がれ
トップコートがひび割れると、
防水層との密着が弱くなり、
雨水が浸透しやすくなります。
これらの現象が現れたらトップコートを塗り替えましょう
トップコートもウレタン樹脂と同じく2度塗りし、ウレタン樹脂をしっかりと保護していきます
塗装後、トップコートを乾燥させると、ウレタン防水工事(密着工法)の完成です!
和歌山市A様邸 ウレタン防水工事後、笠木を取り付けます
ウレタン防水工事が終了し、続いてはこちらの部分に笠木をつけていきます!
今回、「ガルバリウム鋼板」で作られた笠木を使用します。
ガルバリウム鋼板とは鉄を板状にし、アルミニウムと亜鉛とシリコン合金を※めっきしたものになります。
鉄などは錆びやすいので、錆びにくいアルミニウムや亜鉛でめっきし、直接空気に触れさせず、酸化しにくく、錆びにくいものとなります。また、耐用年数も長くなります。
※めっき…表面処理の一種。金属や非金属の材料の表面を金属の薄膜を密着させること
ガルバリウム鋼板についてこちらでも詳しくご紹介していますので、よろしければご覧ください!
笠木の設置は板金職人が行います。
ベランダの立ち上がり部分に合わせてガルバリウム鋼板の笠木を被せます。この時、和歌山市在住A様邸の外壁とガルバリウム鋼板との相性の良いボンドを使って固定しています。
今まで雨風を直接受けてきた外壁が笠木に守られることで、外壁の劣化のスピードを抑えることができます。
笠木を固定した後は、透明色のコーキング材を外壁と笠木の繋ぎ目(両サイド)に充填していきます。
継ぎ目に充填することで、雨水が入り込んでしまう隙間をしっかりと塞ぐことができます。

笠木を設置し、1階からベランダを見たときの写真です。
よく見ると、笠木と外壁の間に隙間ができています!今まで継ぎ目や隙間にはコーキングを充填しがちでしたので、ここにもコーキングを充填するべきなのでは・・・?と思う方もいらっしゃると思いますが、実はこの部分は隙間を開けたままにしておかないと雨漏りを起こしてしまうことがあります


笠木と立ち上がり部分の外壁をコーキングで隙間なく塞いでしまうと、笠木と外壁の間に湿気や結露等が発生し、水分の逃げ場が無くなります。すると外壁内部の木材が逃げ場の無い水分を吸収して、雨漏りを誘発する原因となってしまいます。
そのため笠木を取り付ける時は、通気口としてあえて隙間を作り、取り付ける必要があります。

雨漏りしていた和室には窓がつけられていました。
窓を調査すると、赤線で示した部分のコーキングが劣化しており、亀裂が入っていたためコーキングを充填します。
雨漏りの原因を突き止めることは実は難しいことで、雨漏りの原因は1ヵ所ではない場合もございます。
なので街の屋根屋さん和歌山店では少しでも雨漏りの原因になりそうな箇所があれば、徹底して修理を行うようにしています。

和歌山市A様邸では、以前外壁工事を行ったようで綺麗な外壁ですが、外壁目地のメンテナンスを行っていなかったので、外壁のコーキングにも亀裂が少し見受けられました。その部分にもコーキングを充填し、雨水の侵入を防ぎました。
これで和歌山市在住A様邸のベランダ防水工事(ウレタン防水)とその他の防水工事が終了です。
和歌山市在住A様邸 防水工事についての現場ブログはこちらから見れます!
今回の施工事例をご覧の方で
ウレタン樹脂の防水工事を行いたい方や、
ウレタン樹脂のベランダで5年以上トップコートのメンテナンスを行っていない方は
一度街の屋根屋さん和歌山店へご連絡ください!
相談・見積り・点検は無料で行っています!
相談は匿名でもOK!見積りを出したからと言って必ず工事を行うこともありませんのでご安心ください★
防水工事はウレタン防水以外にも様々な防水工事があります。
街の屋根屋さん和歌山店では防水工事以外にも様々な工事を行っています。
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