かまぼこ型庇の頂上部分の錆びが進行し、穴が開いています。

これだけ穴が開いていれば雨が漏れてしまいますね。
ここだけ錆びが進行しているのは不思議に思われるかもしれませんが、実はこういったかまぼこ型の頂上部分は錆びが進行しやすい理由があるのです。

金属屋根の場合、水分に長時間触れていると塗膜が劣化し、錆びの原因になってしまう為、特に水が流れにくい頂上付近は錆びやすい箇所と言えるのです。

今回、こちらの頂上付近はコーキング剤で補修工事を行う事になりました。

庇の頂上部分は、コーキング剤を使って補修していきます！

コーキングプライマーを使うのと使わないのとでは、耐久性や密着度に差が出ます。

但し、コーキングプライマーならどれを使ってもいいというわけではなく、コーキング剤によって適したプライマーも異なります。
コーキング剤にも多くの種類があり、それに適したプライマーを使用しないと、十分な効果が発揮できません。

今回は刷毛を使ってコーキングプライマーを塗布しました。

プライマーを乾燥させた後に、コーキングガンという専用の工具を使ってコーキングを充填していきます。

今回は『変成シリコンコーキング』を使用しました。

庇の雨樋は、板金カバー工法で補修を行います！

『板金工』と呼ばれる板金職人が、板金を加工しながら取り付けていきます。

今回、既存の雨樋が『ガルバリウム鋼板』だった為、上から重ね張りする板金も同じガルバリウム鋼板製の板金を使用しました。
電位差の異なる金属を重ねると、『電蝕』という腐食現象が起こって穴が開いてしまう為です。
▶屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説

新しく取り付ける板金の下に、接着剤としてコーキング剤を塗布しました。

コーキング剤は雨漏りの補修剤として使用される他、ひび割れの補修や接着剤、緩衝材としてなど、非常に多目的に使用される素材なのです。

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