こちらが雨漏りが再発した天窓です。
雨の日に必ず雨漏りするわけではなく、雨が長く続くと時間差でポタポタと雨水が落ちてくるそうです。
雨漏りは放っておいても勝手に直る事はなく、状況が悪化していく一方です。
被害が大きくなる前に、原因を特定して修理しなければいけません。
【参考】天窓の雨漏りはどうしたら？修理か交換か？事例を紹介

4年前に雨漏りが発生した際は、天窓周辺のコーキング劣化により隙間ができていた為、コーキング打ち替えを行いました。
前回コーキングを打った所はそこまで劣化が進行していません。
こちらから雨水が入っているわけではないようです。
▶4年前に天窓のコーキング補修を行った様子

同じ箇所の4年前の写真です。
特に問題はなく、雨漏りの原因は別の箇所だった為、当時は打ち替えを行っていませんでした。

しかし、4年経った事でコーキングがかなり劣化しています。
新しいコーキングは伸縮性があり、隙間をぴったり塞いで雨水の侵入を防いでいます。
しかし、紫外線や風雨、経年劣化で徐々に伸縮性が低下して固くなり、ひび割れや剥がれで隙間ができてしまいます。
今回雨漏りが再発した原因は、こちらの劣化したコーキングであると考えられます。

内部に結露も発生しているため、もしコーキングで直らないようであれば、ガラス交換なども検討する必要があるという事もO様にお伝えしました。

作業内容と費用をお伝えし、工事のご依頼をいただいた為、その場でコーキング修理を行う事になりました。

雨漏りの原因は水下側のコーキング劣化ですが、雨漏り箇所のみ打ち替えても、打ち替えなかったコーキングが数年後に劣化してしまう可能性が高いです。
今回はメンテナンスのタイミングを合わせる為、四方全てのコーキングを打ち替えます。
まずは既存のコーキングをカッターで撤去し、養生の為のマスキングテープを貼って周辺を保護しました。