経年劣化している塩ビ製波板のテラス屋根

合志市のS様より、「テラスの屋根が劣化しているので張り替えてほしい」とご相談がありました。

既存のテラス屋根はガラスネット入りの塩ビ製波板でしたが、割れや剥がれ・反り・変色などの経年劣化症状が全体的に見られました。
塩化ビニルは耐熱性が低く、紫外線による劣化も起きやすい素材です。
その為、３年程経つとこのような劣化症状が見られ、耐久性もあまり良くありません。
今回は塩ビ製波板ではなく、ポリカーボネートというプラスチック素材の波板に全面張り替えをご提案しました。

ポリカ波板に全面張り替え

既存波板の撤去

まずは既存の塩ビ製波板を全て撤去します。
経年劣化した塩ビ製波板は強度が下がっており、剥がす際に割れてしまった物もありました。
不要部材の撤去処分費も見積りに含まれている為、撤去した波板は当店で持ち帰って適切に処分させていただきます。

フレームの清掃

フレームの溝には苔や泥が大量に溜まっていた為、綺麗に清掃しておきました。
この溝は雨水を流す為の雨樋の役割がありますが、屋根が設置している状態では清掃できません。
その為、張り替え工事の際には必ずフレームの清掃もセットで行います！

ポリカ波板の取り付け

清掃して綺麗になったフレームにポリカ波板を取り付けます。
キリで波板に穴を開け、その穴にフックを入れて締めて波板をフレームに固定させます。
波板同士の重なり代は２．５山、フックの間隔は５山以内と施工基準が定められています。
また、ポリカには表裏がある商品もあり、表裏を誤ると紫外線のカットができなくなる為、施工の際には注意が必要です。

テラス屋根の全面張り替えが完了しました

劣化した塩ビ製波板では雨水が漏れるだけでなく、強風で飛散する危険もありましたが、強度・耐久性の高いポリカ波板に張り替えた事で、見た目も機能性も復活しました♪
劣化している波板屋根を放っておくと、台風や強風で飛んで大きな事故に繋がる事もあります。
寿命の短い塩ビ製波板を短い周期で張り替えるよりも、ポリカに張り替えてメンテナンス周期を伸ばす事をおススメします。
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