経年劣化した波型スレート屋根倉庫

既存の波型スレートは全体的に経年劣化が進行し、苔の発生や汚れが目立っていました。
波型スレートは強度や耐久性が高い屋根材ですが、水分を吸収すると少しずつ柔らかくなったり反りが出てきます。また、長期間水分を含んだ状態でいると、苔やカビの胞子が根を生やしやすい環境にもなります。

屋根には穴あきやケラバ板金の外れなども見られました。
波型スレートは耐用年数が約２５年と耐久性の高い屋根材ですが、こちらは既に寿命を超えている為、様々なトラブルが発生しています。

寿命を迎えた波型スレートにカバー工法を行います

こちらの波型スレートはアスベスト規制が行われる２００４年より前に施工されている為、アスベストが含有していると考えられます。
アスベストが含まれていても、屋根材を破砕しない限りアスベストは飛散しないので、過度に恐れる必要はありませんが、屋根各所にトラブルが見られて雨漏りも発生している為、今回はカバー工法を行う事になりました。

足場の設置

ガルバリウム鋼板製波板を取り付け

ガルバリウム鋼板製波板を端から順に張りました。
屋根材の固定はステンレス製の傘ビスを使用し、ビス周りにコーキングを打って隙間から雨水が入らないようにしておきました。

ケラバ板金の取り付け

棟板金の取り付け

屋根の頂上部分である棟部分には、ケミカル面戸を設置後に棟板金を取り付けました。
ケミカル面戸は棟板金と屋根材の隙間を埋め、雨水が屋根内部に入るのを防ぐパッキンのような役割です。
棟板金の固定には屋根材と同様にステンレス製の傘ビスを使用し、コーキングも打ちました。

雨樋の取り付け

倉庫のカバー工法が完了しました！

阿蘇郡西原村にて倉庫波型スレート屋根のカバー工法が完了しました。
劣化が進行して雨漏りしていた波型スレート屋根でしたが、ガルバリウム鋼板で重ね張りする事で雨漏りが解消し、新しく綺麗な屋根になりました。
お客様にも『倉庫屋根の劣化がずっと気になっていたので、工事で綺麗になってよかったです！』とお喜びいただけました。
経年劣化した波型スレート屋根のメンテナンスについてお悩みの方も多いのではないでしょうか？
当店では住宅だけでなく、倉庫や工場の工事も承っておりますので、まずはお気軽にご相談くださいね。