剥がれた波板屋根は下に保管されていましたが、変色や変形が見られます。

こちらの波板はガラスネット入りの塩ビ製波板で、紫外線により劣化しやすい素材です。
耐用年数は普通の塩ビ製で約１～３年、強化する為のガラスネット入りでも５年程度しか持ちません。

その為、紫外線に強く耐久性・強度の高い『ポリカーボネート製』の波板屋根に張り替える事になりました。

張り替えを行う前に、汚れが溜まっているフレームの清掃を行います。

こういったフレームは屋根が付いている状態だと細かい所まで清掃するのが難しい為、当店では張り替え工事の際には必ずフレームの清掃をしておきます。

ポリカーボネート製波板をフレームに固定しました。

塩ビ製に比べるとポリカの方が少し高価ですが、耐用年数が長くメンテナンス周期も長く為、長期的に見るとポリカの方がコストパフォーマンスが良いのです。
ガラスのように透明度が高いのに、紫外線は通さない為、自転車の変色や劣化も軽減できますよ♪

今回は波板を固定させるフックもポリカ製の物を使用しました。

耐久性の高いポリカ製波板に張り替えても、フックボルトを普通のプラスチックや塩ビ製にしてしまうと、フックボルトが先に劣化して波板が剥がれたり浮いてしまう原因になります。
波板と同じ素材のポリカ製フックボルトを使用する事で紫外線による劣化が起きにくく、長い間しっかり固定できます。