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奈良市工場の瓦棒屋根カバー工法！広範囲に広がる錆びで雨漏りが心配
奈良市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
今回ご相談いただいた工場のご担当者様からは、「屋根の広範囲に広がるサビが気になっていて、最近は強い雨のたびに雨漏りが心配になる」というお声をいただきました。実際に屋根に上がって調査をしてみると、瓦棒屋根の表面には広範囲にわたってサビが広がっており、一部には塗装の剥がれや浮きも見られる状態でした。
特に気になったのは、中央部に設置されていたルーフファン周辺で、過去に補修された跡があるものの、その部分の下地が波打っており、新たな屋根材をそのまま載せるのは難しい状況。こうした状態を放置してしまうと、工場内の製品や機材への影響も避けられないため、早急な対策が必要と判断しました。
工場の稼働を止めず、コストを抑えながらも安心できる屋根にしたい。そんなご要望に応える形で、今回は既存屋根の上から新しい屋根材をかぶせる「カバー工法」をご提案し、施工させていただきました。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(金属)
- 施工費用：3,200,000円
奈良市にある工場の瓦棒屋根の現場調査の写真です。広範囲に錆が発生しています。
屋根表面の塗装が剥がれ、赤茶色のサビが広がっています。これは金属が酸化して劣化している証拠です。
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リスク：
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サビが進行すると金属が薄くなり、穴が開いて雨漏りの原因になります。
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雨水が屋根材の裏側に入り込むと、下地の木材を腐らせたり、内部の断熱材や設備に被害を与える可能性があります。
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2. 塗膜の剥離・浮き
塗装が全体的に剥がれており、古い塗膜が浮いている箇所も見られます。
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リスク：
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塗膜の剥離は防水性の低下を意味し、屋根材が直接雨風にさらされる状態になります。
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防食機能が失われ、腐食の進行が加速します。
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工場屋根のルーフファン（換気装置）の回りは、屋根材との取り合い部分に劣化が見られました。鉄板が張ってあるのですが傷みが激しくボコボコしていたので鉄板部分は下地を新しく作ってから新しい鉄板を被せます。
設備まわりは雨漏りリスクが高いポイントです。シーリングの劣化や取付部からの漏水が起こりやすくなります。
こうした劣化を放置すると、見た目以上に屋根材の内部で傷みが進行していることが多く、やがては大規模な雨漏りや下地の腐食、断熱性能の低下など、工場運営に支障をきたすリスクが高まりますので、工場の稼働を止めず、コストを抑えて屋根を改修したいというご希望もありましたので、今回は「カバー工法」をご提案しました。
屋根材のタイトフレームを取り付けます。ビスを打つ前にコーキングを付けてビスの穴から水が浸入しないようにします。
■ タイトフレームとは？
タイトフレームは、金属屋根の上に新しい屋根材をしっかり固定するための骨組みです。
瓦棒屋根は、屋根材の形状が波状になっているため、そのままでは新しい屋根材を固定しづらい構造なので、波の高い部分に専用の金具（タイトフレーム）を固定し、その上に屋根材を取り付けるようにします。
古い瓦棒屋根の上に、ルーフィング（防水紙）を施工します。
ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水用のシートです。
屋根の“下にあるけど、とっても重要な材料”で、雨水から建物を守る最後の砦みたいな感じです。
例えば、屋根材の隙間から雨が入ったとしても、このルーフィングがあるおかげで、水が建物の中まで染み込まずに外に流れていく仕組みになっています。
カバー工法の場合、既存の屋根の上に新しい屋根をかぶせるため、その途中にルーフィングをしっかり敷きます。
防水紙が雨水を外に流すように、屋根の下から上へ重ねるように施工します（雨が逆流しないように）
しっかりとルーフィングを敷くことで、新しい屋根材が万が一痛んでも、屋根全体を長く守ることができます。
古くなっていたんだ工場の瓦棒屋根に、今回は同じ瓦棒屋根でカバー工法しました。
既存の屋根の形を活かしつつ、雨漏りを防いで耐久性をアップします。瓦棒屋根同士なので相性が良く、違和感のない仕上がりになります。瓦棒屋根は、雨がスムーズに流れやすく、工場や倉庫に多く使われています。
工場屋根のルーフファン（換気装置）まわりの板金処理（雨仕舞い）**を行いました。
ルーフファンとは、屋内の熱や湿気、においなどを外に逃がすための換気設備で、工場ではとても重要な役割を担っています。
「ルーフファンの根元って、ちょっとしたスキマからでも雨が入ってきやすい場所なんです。
だから、そこを金属のカバーでしっかり包み込んで、雨が入らないようにバッチリ防水しました！」
◉ 作業内容
写真で見えているのは、ルーフファンのまわりにルーフィング（防水紙）を敷き、新しい板金（灰色の金属カバー）を取り付けた状態です。
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屋根とルーフファンの境目に隙間ができないように板金を加工してピッタリとカバーしています。
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雨が流れてきても、スムーズに屋根を伝って流れ落ちるように、水の通り道（勾配）も考慮しました。
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屋根材の上に直接水がたまるのを防ぎ、劣化やサビの進行を抑える効果もあります。
このように設備周りの処理もきちんとしておくことで、屋根全体の耐久性がぐんと上がります。雨漏りの心配がある方は、こういった設備周辺のチェックも大切ですね。
屋根の中央部にはルーフファン（屋上の換気装置）があり、そのまわりに以前の補修と思われる鉄板が張ってありました。鉄板部分の下地が不均一で、表面が波打つようにぼこぼこしていたため、新たに屋根材を被せるには適していない状態でした。
そのため、鉄板が使われていた部分については既存の屋根の上に新しい下地を組んで施工しました。新たに木の板で平らな下地を作り他の部分と同様に屋根材を施工しました。
緑色の屋根の上に縦に並んでいる木材（胴縁と呼ばれることもあります）は、新しい屋根材を固定するための新しい下地です。
これを既存屋根にしっかりと固定することで、新しい屋根材を安全に設置できるようになります。
木下地の上に木の板を敷いてます。これは特に**下地が波打っていた箇所（例：鉄板が張ってあった部分）**で使用します。場所によってはもとの屋根の表面がデコボコしていて、新しい屋根をまっすぐに付けられないところもあります。そういう部分には、木の板（ベニヤ板）を張って、表面を平らにしてから屋根材を取り付けることで、見た目もキレイに、雨にも強い仕上がりにしています。
ルーフファン（屋上の換気装置）のまわりには、既存の鉄板が貼られていましたが、経年劣化によって表面が波打ち、下地の歪みが目立っていました。
防水性が失われ、雨水がたまりやすくなっており、雨漏りのリスクが高い状態でしたが、カバー工法で見た目もスッキリとし雨水が入りやすかった隙間も解消し、今後の雨漏りリスクも大きく低減されました。
既存の屋根を撤去せず、新しい屋根を施工する「カバー工法」が完了しました！長年の風雨にさらされ、塗装が剥がれ、赤サビが広がっている状態でしたが、錆びや塗装の劣化もなくなり、屋根全体の強度・防水性能が大幅に向上しました。
工場は日々稼働しているため、工事のタイミングや騒音への配慮、安全対策が非常に重要です。
弊社では作業エリアをしっかり区画し、粉じんや騒音をできる限り抑えながら作業を進めました。職人同士の連携も取りながら、短期間で安全に工事を終えることができました。
カバー工法は「早い・安い・しっかり長持ち」が魅力の屋根リフォームです。
建物の状況によっては向き不向きがありますが、工場や店舗、住宅にも幅広く対応できます。
「うちの屋根でもできる？」と気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください！
写真付きの診断やお見積もりは無料で行っております😊
このたびは、弊社の施工事例をご覧いただきありがとうございます。
今回のような工場の屋根は、見た目だけでなく「雨漏りを防ぐ」「生産や作業に影響を出さない」ことがとても大切です。
現地調査では、屋根の劣化状況をしっかりと見極め、使える部分は活かしつつ、必要なところだけを的確に補修することで、コストも品質も両立したご提案ができました。
ルーファンまわりのように、目に見えないところの傷みやすい部分も丁寧に仕上げておりますので、安心して長くお使いいただけます。
■ 屋根で気になることがあれば、お気軽にご相談ください
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屋根のサビや塗装剥がれが気になる
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雨漏りの心配がある
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できるだけ工場の稼働を止めずに工事したい
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