スレート屋根現場調査

奈良市の台風被害にあった屋根を現場調査させて頂きました。

台風の影響で、棟板金が折れ曲がっていました。

奈良市は、他の県と違い台風被害が少ない場所ですが
今回の台風は、風も強く雨もすごく降ったので
台風被害に遭われた方の屋根工事のお問い合わせが急増しています。

このまま放置すると、棟板金が飛んでいってしまい2次被害の可能性も
ありますので、早急な棟板金交換工事が必要な状況でした。

スレート屋根も、全体に色褪せしており劣化していました。

今回は、台風の影響で棟板金の交換工事をする際に足場を設置しますので

お客様は、一緒に屋根塗装の工事も検討されていました。

棟板金の交換工事に関しては、台風の影響で折れ曲がっていたので
火災保険が適用される可能性が高かったため

台風被害の棟板金の写真を撮らさせて頂き、保険会社に提出する書類を
作らさせて頂きました。

屋根の塗装工事は、経年劣化ですので火災保険の対象外になります。

保険会社から連絡があり、火災保険が適用されるとの事でしたので
棟板金の交換工事と屋根塗装をご依頼頂きました。

棟板金が台風で外れた原因

今回の台風で、棟板金が外れ折れ曲がった原因として

考えられるのは、棟板金を固定している貫板が腐食して劣化していたので

釘が浮いて棟板金が固定されず外れ台風の強い風によって
折れ曲がったのだと考えられます。

古い棟板金と貫板を撤去

台風の影響で、折れ曲がった古い棟板金と、腐食した貫板を
全て撤去していきます。

新しい貫板を設置

貫板が腐食し、劣化してたので新しい貫板を設置しました。

この貫板は、棟板金を固定するために取り付けられる大事な
下地の役割がありますので

しっかりと屋根に固定しなければ、今回のように台風がきたときに
はずれる可能性があるので、しっかりと作業します。

今回は、台風の影響で棟板金が外れましたが

＊通常の経年劣化で棟板金が外れた場合には、
火災保険は適用できませんので注意が必要です。

棟板金をガルバリウム鋼板に交換

貫板の上にガルバリウム鋼板を設置し

側面に釘を打ち付けて固定していきます。

元々は、鉄の棟板金が取り付けられていましたが

現在は錆びに強いガルバリウム鋼板が主流になってきていますので

こちらを使用させていただきました。

棟板金の交換のタイミングは、10年～15年が目安です。

ガルバリウム鋼板自体の耐用年数は15年以上ありますが
下地となる貫板や釘が長く持ちませんので

早めの点検やメンテナンスが必要です。

棟板金交換工事完了

棟板金の交換工事が完了致しました。

棟板金の交換自体は、比較的簡単な作業となります。

ですが、棟板金の交換工事には仮設足場の設置が必要となりますので

出来れば一緒に屋根塗装と外壁塗装工事をすれば

足場の設置が1回で済むので、費用が少なくすみます。

今回の工事は、棟板金の交換と屋根の塗装工事を一緒に

工事させて頂きました。

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