新潟市西区にお住まいのお客様より「窓サッシから雨水が入り、床に水たまりが出来てしまっている」とご連絡を頂いたことがきっかけで、現地調査を行い、外壁カバーリング工事と窓サッシまわりをコーキング充填工事をご提案、ご依頼を頂きましたのでご紹介します。

街の屋根やさん新潟店では屋根や外壁工事以外でも住まいに関するご相談を承っております。

現地調査・見積は無料で行っておりますので、街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！までお問い合わせください！

現地調査の様子

現地調査を行ったところ、窓サッシの木部から雨水が滴り落ちており、その下の床に水が溜まっていました。

特に目立ったのは、外壁（窯業系サイディング）に爆裂が起き、そこから雨水を吸ってコケが繁殖していた箇所です。

外壁が雨水を吸い込み続けてコケが生えるほどの状況になってましたが、これは長い期間にわたり水分が外壁内部に浸透しており、放置すると内部構造材の劣化や室内への二次被害につながる恐れがあります。

雨漏れの原因について

原因を探っていくと、窓サッシ上部のコーキング（防水のための充填材）が切れており、その隙間から鴨居を通じて雨水が侵入している可能性が高いことがわかりました。

屋根や外壁と同じように、サッシまわりのコーキングも劣化によってひび割れたり切れたりすると雨漏れに直結することがあります。

実際、築年数が経った住宅ではサッシ部分からの漏水した事例はあります。

工事のご提案と施工内容

お客様からは「大掛かりな工事ではなく、費用を抑えて直したい」とのご希望がありました。

そこで今回は①外壁にコーキング処理を施した上で板金をカバーリングする工事と②窓サッシまわりを新しいコーキングで充填する工事をご提案しました。

工事後の確認

外壁のカバー部分は、外壁の色と近い白色系の同等色を選びました。

「カバーすることで厚みが出て、かえってコケが溜まりやすくなるのでは？」と心配される方もいらっしゃいますが、今回の施工ではコーキングや雨仕舞いをしっかりと行っているため、その心配はありません。

それに窓サッシまわりのコーキングは打ち替え、止水処理を行いました。

工事は半日で完了し、その後3週間経過した時点で再度状況を確認しましたが、雨漏れは発生せず、外壁やサッシまわりに問題はありませんでした。

雨漏れ修繕で大切なこと

雨漏れ修繕は、原因の究明が非常に難しい工事です。

今回のように、サッシ上部のコーキング切れが原因と考えられる場合でも、風向きや雨量によって症状が出たり出なかったりするため、修繕後も再発の可能性はゼロではありません。

ただし、早めに対応することで木部の腐食や外壁材の剥離を防ぎ、結果的に住宅を長持ちさせることにつながりますので、「もしかして雨漏れかも？」と感じたら、ぜひ早めにご相談ください。