新潟市秋葉区にお住まいの方より、小屋裏の梁から雨漏れしたので点検して欲しいとお問い合わせを頂きました。

雨漏れの状況を確認するために訪問してきました。

雨漏れ　現地調査

こちらのお宅は築10年。

小屋裏の梁に雨染みが出来て床に向かって雨水が垂れている状態です。

全体的に濡れているだけではなく部分的に漏っていました。

屋根裏を見ると野地板に黒いシミがありました。

軒先に向かって濡れている様子はありませんが、じわじわと雨染みが広がっている状況です。

洋瓦が葺かれていましたが、屋根上を見ても瓦は割れもなく綺麗な状態でした。

ただ雨漏れしている直上の屋根下地を見ると丁度ルーフィングシートの継ぎ目部分でした。瓦桟があり、見づらいかもしれませんが濃く色が変わり濡れていることが分かりますね。

継ぎ目部分にはタッカーで固定されていましたので施工上何も問題はありませんでした。

施工上問題がないので、恐らく今回の雨漏れは『すが漏れ』という現象です。

すが漏れは雪の原因で発生する雨漏れです。

★屋根上の雪が溶けて水→気温が下がり凍結

を繰り返すことで凍っていない水がが瓦の隙間から屋根下地、屋根裏にへと侵入し室内に漏れ出てきたと考えられます。

そのため、今回は屋根下地の補強・葺き直し工事をご提案しました。

雨漏れ修繕工事着手

葺き直しを行う場所の瓦を一旦撤去します。

既存のルーフィング下のベニヤ板まで濡れていましたので。部分的ではありますが交換しました。

交換した後、新しくルーフィングシートを敷きましたが、今回使用したルーフィングシートは太陽光の熱によってルーフィングシート同士を接着する役割をします。

ルーフィングシートを敷き、瓦桟を敷きました。

最後に既存瓦を葺き直し工事完了です。

今回の工事は約1日掛かりました。

豪雪地域に住んでいると『すが漏れ』は仕方がないことですが、気付くことが早ければ二次災害を防ぐことができますので、気が付いたら早めに修繕することをオススメします！