新潟市西蒲区にお住まいの方より、雨漏れ・雨樋の詰まりの点検をして欲しいとお問い合わせを頂きました。

風向きや台風の時だけ雨漏れがするそうです。

雨漏れ　現地調査

下がり壁に雨漏れしている跡がありますね。

雨漏れしていることによって大きな穴があいている状況です。

雨漏れしている年数がだいぶ経っていないと、ここまで下がり壁が腐食することは少ないです。

下がり壁以外にも和室の天井材は濡れている箇所がありました。

部分的に雨漏れしている状態です。

照明から少し離れている箇所でしたので漏電の心配はなさそうですね。

室内の雨漏れ箇所を確認しましたので、屋根上に上がり雨漏れの原因を究明してきました。

雨漏れしている箇所の直上が瓦屋根の土居部分になります。

土居串のモルタル部が怪しいですね。

『土居串とは』
屋根と外壁の取り合い部のことを言います。室内に雨水が入らないよう、モルタルや板金を差し込み耐水性を高めます。

その他にも下屋板金と瓦屋根の取り合い部もコケが溜まっている状態ですので、修繕した方が良いです。

【現地調査記事】新潟市西蒲区にて雨漏れ・雨樋の詰まりでご相談を頂き現地調査を行いました

今回はお客様のご予算も踏まえ、下屋板金はカバーリング、下屋瓦屋根は2坪葺き直し工事でご提案しました。

雨漏れ修繕工事後

土居周りの瓦を2坪程度葺き直し工事を行いました。

瓦を剥がしてみるとトントン葺きが敷かれており、経年劣化したことで瓦の隙間から雨水が侵入しやすくなったと考えられます。

屋根下地の補強（ベニヤ板、ルーフィングシート）をし、既存の瓦を葺き直しました。

そして、下屋板金屋根は既存板金の葺き方が瓦棒葺きでしたので同じ形状にし、カバーリングをしました。

今回の工事に掛かった期間は3日間。

修繕規模が大きくなりますと、工事期間や費用も掛かりますので雨漏れに気が付きましたら早めの修繕をオススメします。