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みなかみ町にて棟瓦と漆喰の取り直しを行いました
【工事のきっかけ】
雪害により棟瓦がズレてしまい、雨漏りもしているので対処して欲しいとのご依頼を頂きました
基本情報

- 使用材料:漆喰(防水性「なんばん」)、瓦(不足分×1)、コーキング材(黒)、銅線(複)

横から見た施行前の風景です。
雪の重さにより棟部分の瓦がズレてしまい、全体的に崩れてしまっています

すでに天井からの雨漏りも起きているらしく、原因は恐らく崩れてしまった瓦の部分から雨などで雨水が侵入してしまっている事が考えられます

早速作業に取り掛かります
まずは重なった瓦を束ねえて固定していた古い銅線を切っていきます。
この時に瓦の表面を傷つけない様に線だけを切っていきます


既存の瓦を外していきます。
いっぺんに外そうとすると崩れてしまって落下の危険性もあるので1枚ずつ外しています。
この作業を二層・三層・四層目と繰り返していきます。
外した瓦はそのまま利用するので割らない様に外していきます(亀裂が入っていたり、割れてしまっている瓦はこの時に弾きます)。

瓦を外すと四角状のセメントと、セメントが付いた瓦が出てきました
一番下の瓦も同様に再利用しますので瓦の裏に付いたセメントを丁寧に剥がしていきます。
剥がしたセメントや四角いセメントは袋に入れて作業完了後に処分します。

乗っている瓦・セメントをどかすと、最初に瓦を固定する為に敷かれたであろう漆喰が登場しました。
乾燥してボロボロになってしまっている為、瓦を固定する為の漆喰に含まれている接着成分はこの状態ではもうあまり機能していません。
ちりとり・袋・ハケを使い、古い漆喰を綺麗に取り除きます。

漆喰を全部取り除き終えました。
この状態にする事で次の作業に移りやすくなります。
周りにも住居があるのでなるべく埃が舞わない様にします。

棟瓦があった周りの瓦に一枚に付き一か所ずつ穴を空けていきます。
こうすることで瓦を固定する為に打つビスを打ちやすくすることが出来ます

この作業をしないと止めている最中のビスが折れてしまったり、ビスが入っていかなかったりするからです。
このあとはビスを止め、周りの瓦をしっかりと固定した上で次の作業に移ります


土台となる漆喰を乗せていきます。
形を整えながら乗せていくことで漆喰のはみ出しなどを回避することが出来ます。
漆喰が多すぎても駄目、少なすぎても駄目なのでここは職人さんの腕の見せ所です


いよいよ瓦を葺いていきます。
瓦を葺くとは、分かり易く言えば瓦を敷いて漆喰の上に乗せていくことです。
この時、鏨(たがね)と言う採掘の際に使うピッケルの様な手持ちサイズの工具で叩き過ぎない様に軽く叩きながら取り付けていきます

力加減が重要で強く叩き過ぎてしまうと高さが合わなくなってしまうので注意が必要です

一層目の瓦が敷き終わりました。
一層目の瓦はその上に葺(ふ)いていく瓦の土台の役目もしますのでズレが無い様にします。
この時に瓦と瓦の間にコーキング材(黒)を使って打って(付けて)いきます(コーキング材とはゴム質の接着剤の事)。
同時に伸縮性のバネも取り付けます(付けることにより、バネが地震の時に振動を吸収し、崩れ無い様にする為)。
この作業を二層、三層、四層目も同様に行います。

三層目の段階で取り付けた棟先の鬼瓦です。
元々付いていた瓦なのですが、かなり印象的な瓦になっていてカッコイイです

こちらの鬼瓦も漆喰とコーキング材、銅線を使ってしっかりと固定していきます。

全ての瓦を重ねて積み上げた後、銅線(銅製の針金の様な物)を使って瓦を固定していきます。
簡単には緩まない様にしっかり力強く結んでいきます

こうすることにより瓦が崩れるのを防ぐ効果を得られるのです。

こてを使い、瓦に付いた漆喰を落としています。
漆喰は乾いて他の瓦に付いてしまう為、こてを使って見栄えが良くなるようにしっかりと清掃します。

最後にブロワ―(強い空気が出る機械を使って掃除をします。
屋根の上の塵が無くなり、綺麗にすることが出来ます。

今回の棟瓦の取り直しは無事終わり、施主様からも喜びの声を頂きました。
施工後は棟瓦が綺麗に仕上がり、お客様を悩ませていた雨漏りや崩れの不安を無くすことが出来ます。
こちらは横から見た工事が終わった後の棟瓦です。
綺麗に並べられた棟瓦は周りから見ても美しく見えます。
下から見た工事後の棟瓦です。
全体的にまとまった印象に変わり、雨漏りなどの不安も無くなります。
【工事完了後】

こちらは横から見た工事が終わった後の棟瓦です。
綺麗に並べられた棟瓦は周りから見ても美しく見えます。
下から見た工事後の棟瓦です。
全体的にまとまった印象に変わり、雨漏りなどの不安も無くなります。

下から見た工事後の棟瓦です。
全体的にまとまった印象に変わり、雨漏りなどの不安も無くなります。
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