【神戸市中央区】雨水が浸入していた瓦屋根の棟

瓦屋根の棟とは、屋根の頂上部分にある屋根面どうしの接合部分です。

見覚えのある方も多いかと思いますが、瓦屋根の棟には、このお住まいのように短冊状の熨斗（のし）瓦が何段か積まれ、１番上に冠瓦とよばれる半円型のをかぶせてあるお住まいが多いです。

築年数の経った瓦屋根の場合、ひと昔前の瓦屋根の棟の施工法なのでこの棟の内部には土台として葺き土（ふきど）とよばれる粘土質の土が入っています。

上写真は棟に積まれた熨斗瓦に近づいて撮影したものです。

熨斗瓦の下に灰色にくすんでコケが生えてきている部分が見えますでしょうか？

この灰色の部分は「漆喰」といって、瓦の隙間を埋めて雨水の浸入を防ぎ、瓦を固定してくれる役割があります。

本来漆喰は真っ白で、瓦屋根の美観に欠かせないものなのですが、こちらの漆喰は経年劣化し全体が灰色に変色して粘度もなくボロボロになってきています。

ところどころ隙間があり、雨水が浸入口となってきているため、現状雨が降るたびに棟部分から瓦屋根の内部に水が浸入している状態です。

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神戸市中央区で瓦屋根の棟取り直し工事をおこないました

雨水の浸入により屋根全体の内部が傷んで腐食する前に、棟部分の修理をおこなう必要があります。

今回おこなう棟の取り直し工事とは、棟の瓦(熨斗瓦と冠瓦)を一旦取りはずし、再度漆喰を詰め直して、取りはずした棟の瓦を再び設置していく工事です。

神戸市中央区で棟取り直し工事　①棟瓦の撤去

まずは、棟瓦を一枚ずつめくって取り外していきます。

棟の瓦を剥がし、内部の葺き土を取り除いて清掃が終わった状態です。

神戸市中央区で棟取り直し工事　②棟下地の設置

神戸市中央区で棟取り直し工事　③なんばん漆喰の施工

神戸市中央区で棟取り直し工事　④冠瓦の設置

棟の取り直し工事完了しました

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