神戸市東灘区で屋根カバー工法による屋根工事をおこないました

こちらが今回屋根カバー工法による屋根工事をおこなうことになったお住まいです。

おしゃれなデザインのこちらのお住まいは、1階、2階3階の順で建物が小さくなっている形状(横から見るとピラミッドみたいな形状)をした建物です。

そのため、頂点の屋根に上るためには大掛かりな足場の設置が必ず必要なお住まいでした。

足場の設置も費用がかかってくるため、今後頻繁に工事せずにすむよう長くもつ屋根材で屋根を作ることを提案させていただきました。

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「足場の有効活用についてくわしく」はこちら

屋根カバー工法とは？

神戸市東灘区　屋根カバー工法　施工前

施工前の３階室内の状態です。

ガラス屋根からの雨漏りは室内全体で発生しており、雨漏り応急処置としてブルーシートで養生されていらっしゃいました。

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「緊急時の応急処置【雨養生】」はこちら

神戸市東灘区　屋根カバー工法　手順①防水シートの敷設

今回は屋根カバー工法による屋根工事のため、既存のガラス屋根はそのままで上から片面粘着式の防水シートを張っていきます。

この防水シート、私たち屋根職人の業界では『ルーフィング』と呼ばれています。

このシートは雨漏りを防止するために張るもので、表面の屋根材の劣化した部分やわずかな隙間から浸入した雨水を防止する役割があります。

雨漏りするかしないかの決定打はこのシートともいえます！

大事な役割を担っているこの防水シート、経年劣化すると腐食して破けてしまうため、15年に1度は交換メンテナンスしておくのが理想です。

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「雨漏りを防止する屋根の防水シートの重要性」はこちら

神戸市東灘区　屋根カバー工法　手順②断熱材の設置

こちらのお住まいでは、夏の異常な室温上昇が悩みのタネだとおっしゃっていました。

ガラス屋根はデザイン性もあり、室内が明るくなりますが遮熱性に欠けるというデメリットもあります。

３階のお部屋の室温上昇を防ぐため、今回はこちらの「スタイロフォーム」という断熱材を屋根上に設置します。

ポリスチレン樹脂の薄膜で仕切られた気泡で出来たこの断熱材が夏の暑さ、冬の寒さを防ぎ、室内の温度を保ってくれます。

断熱材をを屋根全体に設置していきます。

こちらは断熱材としても非常に軽く、耐水性も高いのが特徴です。

神戸市東灘区　屋根カバー工法　手順③野地板張り

次に断熱材の上から12mmの構造用合板を設置していきます。

この合板を屋根用語で野地板（のじいた）といいますが、これは表面の屋根材を支える下地となる板です。

野地板の耐久年数は約30年ほどです。

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「野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く」はこちら

神戸市東灘区　屋根カバー工法　手順④防水シートの敷設

さらに野地板の上に防水シートを張っていきます。

神戸市東灘区　屋根カバー工法　手順⑤金属屋根葺き

最後に、表面の屋根となる金属屋根材を葺いて完了します。

こちらは、ガルバリウム鋼板（鉄板をアルミと亜鉛でめっきしたもの）で出来た『スーパーガルテクト』という屋根材です。

金属の頑丈さがありながら錆びにくいという屋根材として優れた特徴があり、その防錆性はトタン屋根の約４倍です。 

軽量性にも優れ、その重さは日本瓦の10分の1です。

また防音性にも特化していて、内部に芯材が入っているため雨音がしにくいのも特徴です。

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「ガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説」はこちら

「進化したガルバリウムでより強い屋根材へ　スーパーガルテクト」はこちら

屋根カバー工法による屋根工事完了です！

雨漏りしていたガラス屋根から、頑丈なスーパーガルテクト葺きの屋根に生まれ変わりました！

雨漏りが解決して外観もスッキリしただけでなく、室内の温度も劇的に変わり過ごしやすくなったと大変喜んでいただけました！