皆さんこんにちは。

街の屋根やさん加古川店です！

今回は、加古郡播磨町にお住まいのお客様よりご相談をいただき、現地調査を実施しました。

お客様のご要望は、「コストを抑え、雨漏りを根本から解決したい」とのこと。

築35年の瓦屋根を点検したところ、谷部の銅製谷板金が経年劣化しており、そこから雨水が侵入していることが判明。

そこで今回は、劣化した銅製谷板金をガルバリウム鋼板製へ入れ替える雨漏り修理 を実施しました。

施工前の様子

谷部の既存谷板金が経年劣化により変色状態です。

20年を越える銅製の谷板金は、腐食・変形等が雨漏りの主因になるケースが多く、台風時の吹き降りの雨やゲリラ豪雨等の激しい雨でさらに被害が拡大するリスクがあります！

谷板金撤去・下地確認

谷周辺瓦を取り外し、経年劣化が進んだ銅製谷板金を撤去。

防水紙を近づいて確認すると、随所に裂けや穴あきがあり、夏場の熱伸縮等で防水性能が低下していることが一目瞭然です。

台風時の横殴り雨が入り込みやすいのはもちろん、ゲリラ豪雨等でも雨漏りのリスクが高まる可能性があります。

既存の銅製谷板金は、水上部の末端まで完全に撤去しています。

末端まで撤去することで、谷板金新設前に敷設する防水紙を水上部の末端まで増し張りする事が可能となります。

改質アスファルトルーフィング増し張り

台風時の吹き降り雨やゲリラ豪雨の際の大量の雨に備えて、新しい谷板金を取り付ける前に防水紙（アスファルトルーフィング）を増し張りします。

増し張りするルーフィングは、谷勾配に沿わせて密着させる事を徹底しています。

増し張りに使用したルーフィングは【改質アスファルトルーフィング】を使用。

通常のルーフィングに比べ、耐候性に優れ、リフォームや改修・修繕工事向きの防水紙となります！

谷板金施工

ルーフィングの上に 1 本物のガルバリウム鋼板製の谷板金を取付け、野地板に緊結。

両側に防水ブチルテープを貼りながら固定することで、台風豪雨時の負圧吸い上げや地震時の瓦荷重移動にも耐えうる防水ラインを確立しています。

こうすることで雨水の逆流を防ぎ、万一の揺れでも防水層が切れません。

水下となる軒先側は、谷板金を流れる雨水が瓦内部に流れ込まないかを注意する必要があります！

しっかりと瓦の外に先端は出るように、谷板金の入れ直しを行うことが重要なポイントです！

施工後の様子

谷板金の交換が完了しました！

台風時の逆流を防ぐ止水シールやビス留めもチェックしました！

台風時の吹き込みや地震後のズレにも対応できる構造に仕上げています。

ガルバリウム鋼板製の新しい谷板金が瓦のラインに沿って美しく納まり、排水勾配も滑らかに確保されています。

端部は水返しを立ち上げて吹き込み対策も万全です。

瓦のツヤと新設谷板金のコントラストで、見た目も機能もワンランクアップした仕上がりです。

屋根のお悩みは街の屋根やさん加古川店まで！

今回の工事では、経年劣化した谷板金（約3 m）が原因で発生していた雨漏りを、 ガルバリウム鋼板製の新しい谷板金へ１日で入れ替え ることで根本解決しました。

銅製の谷板金は、年数を重ねる毎に自然災害などが原因となり、経年劣化が進んでいきます。

また、谷部は屋根の中でも特に見落とされがちな雨水の通り道なので、定期点検をオススメ致します。

水染み・瓦のズレ・漆喰の剥離を見つけたら放置せず、早期点検と補修がトラブル回避の近道になります。


街の屋根やさん加古川店では、屋根診断士・自然災害鑑定士の有資格者が調査からご提案、工事完了まで一貫対応。

「谷からの雨漏りかも…」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください！

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！

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