皆さん、こんにちは！
街の屋根やさん加古川店　営業の福山です。

本日は加古川市にて行った「カバー工法工事」のご紹介となります。

【吹き降りの雨の際に部屋内で雨漏りのような音がするため、雨漏り点検をしてもらいたい】

この様なお問い合わせを頂き、点検の際に雨漏りを発見したことからカバー工法工事をご依頼頂くこととなりました。

弊社では、雨漏りの疑いがある場合、放水検査を実施するなど雨漏り点検にも力を入れて取り組んでおります！

➡雨漏り点検の関連記事はこちら

今回の施工事例を読んで頂き、雨漏りを疑われているお客様や雨漏りに悩んでいるお客様のお力になれればと思います！

それでは、現地調査の様子から見ていきましょう！

【今回の現場のご紹介】

こちらが今回の現場ご自宅となります。

美観としては何年か前に屋根および外壁塗装を実施されており、非常に綺麗な状態でした。

今回のご自宅は屋根面が急勾配な為、ドローンを使用し空撮調査を実施しました。

弊社では、ドローンの飛行許可を認定を得ており、有資格者の操縦のもと、ほとんどの地域でドローン調査が可能です！

【上空からの屋根形状】

屋根面を上空から撮影した写真となります。

多角形面が２箇所に天窓および煙突が１箇所ずつ付帯した複雑な屋根形状でした。

【雨漏り箇所付近の屋根面状況】

こちらが雨漏りの疑いがある屋根面です。

塗装され年数があまり経たれていない為、美観は綺麗で、屋根材の欠損等も見当たらない状況でした。

【棟包板金の浮き上がりを発見！】

屋根面同士の取り合いである棟包板金を真横から撮影した写真になります。

少し矢印の先に棟包板金の浮き上がりが見受けられました。

吹き降りの雨の場合、雨水は横走する傾向が強いため、この様な浮き上がりは雨水が入り込む恐れがあります。

スレート屋根などに使用される棟包板金は、１０年ほどで固定釘等の緩みが発生するケースが多いため、注意が必要です！！

【雨漏りの疑いのある屋根裏の様子とは・・・】

屋根表面の調査を終え、点検口から屋根裏を点検させて頂きました。

雨音がすると言われていた部屋の天井裏には、くっきりと雨染みが確認出来ました。

少し乾き気味であった為、通常の雨天時には雨漏りせず、風向きや風の強さなどの条件が重なった際に雨が漏っている様子でした。

これらの調査を報告させて頂いたところ、屋根に関しては今後も安心感を求めたいとのことで、屋根の全面工事をご希望頂けました。

その上でなるべくコストを抑えつつとの事でしたので「カバー工法工事」をご提案させて頂き、工事依頼に至っております！！

【急勾配屋根面の安全対策は屋根足場組を実施！】

ここから実際の作業の様子に進んで行きます。

屋根面が急勾配であった為、転落防止用の屋根足場も外部足場組に際して組立てを行っています。

少しコストは上昇しますが、急勾配屋根面の安全対策において必須となります。

【カバー工法工事の始まりは棟包板金等の撤去から】

まず始めに棟包板金および木下地を撤去し、屋根面をフラットな状態まで整えます。

この際、棟下の屋根材等に破損や欠落が無いか注意が必要です。

【リフォーム工事に使用する防水紙とは？】

板金および木下地類の撤去後、屋根面全体に【防水紙】を敷設します。

リフォーム工事のため、改質アスファルトルーフィングと呼ばれる耐久年数の優れた防水紙を全体に隙間無く敷設していきます。

今回の屋根形状のように、多角形や付帯部が存在する屋根面の場合、新しく敷設する防水紙に破断や隙間が無いか、より一層チェックすることが重要となります！！

【”捨て板”部材の役割をご説明】

防水紙敷設後、煙突と天窓周りには【捨て板】と呼ばれる部材を取り付けます。

新しい屋根材を新設後、屋根材の内部に雨水が潜り込み雨漏りを引き起こさないよう、この捨て板で受け止め、排出・排水する非常に重要な役割を担っている部材となります。

ただ取り付けるだけでは無く、新しく施工する屋根材との重なり代や捨て板自体の加工方法を重要視し、雨が絶対に潜り込まないような施工を心がけることが大切です！

防水紙敷設・捨て板等の取付けが完了した後、新しい屋根材を施工していきます。

屋根材は軒先側から棟側へ向かって、葺き上げていくイメージとなります！

入り組んだ屋根形状の場合、屋根材の加工が必要となるため、加工寸法に間違いが無いかを意識し施工を進めて行きます。

【板金取付用の下地材のご紹介】

屋根材の施工が全面完了後【棟包板金用の下地】を取り付けていきます。

この棟包板金用の下地には、木製の物や樹脂製のタフモックと呼ばれる製品など材質は様々ですが、今回はコストを抑えることに重点を置かせて頂き、木製の下地材を使用しています。

屋根材が棟包板金の下地材の下までキッチリと施工されているかも重要なポイントとなります！！

新設した下地材に【棟包板金】を取付けしました。

ガルバリウム鋼板製の棟包板金を使用し、多角形面の重なり合わせ代にはシーリングも塗り込みし、納めていきます。

写真は、棟包板金の先端である【剣先】部分ですが、角度が９０度以上のため、現地にて擦り合わせ加工し取付けしています。

角度・加工共にバッチリでした！！

【今回の工事に使用した屋根材のご紹介！】

工事完工後の全景です。

外壁の色ともマッチし、綺麗なヨーロッパ風な外観になりました！

今回のカバー工法工事で使用した屋根材は【旭ファイバーグラス㈱　リッヂウェイアスファルトシングル】となります。

軽量でかつ柔軟性に長けた製品で、シート状のため、複雑な形状にも加工しやすく合わせやすい製品となっています！！

➡【リッヂウェイアスファルトシングル】のご紹介はこちらから

【最後に】

多角形面周りの納まり付近も、バッチリですね！！

ドローンにて施工完了後の空撮を実施することで、施主様にも細部の施工確認をして頂けるため喜んで頂けます(^^)！

施工後は吹き降りの雨や雨量が多い天気でも雨漏りの音は一切しなくなり、雨漏りも解消出来たとお客様からは喜んで頂けています！

今回のご自宅では、雨漏りの点検・調査から屋根工事まで一貫して取り組ませて頂きました。

こちらのご自宅では屋根カバー工法を行いましたが、もちろんケースバイケースで部分補修等の様々な工事プランをご提案させて頂けます！

現在雨漏りに悩まれている方はもちろん、雨が降る度、ご自宅に不安があるといった方々は是非、弊社までご相談下さいませ！

私たち街の屋根やさん加古川店は、どんなお困り事にも対応し、ご相談を承ります！

本日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました！

➡本日の現場ブログはこちらから

➡お客様の声はこちらから