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加茂郡富加町で老朽化した塀瓦を葺き替え!傷んだ屋根下地の補修から施工完了まで
富加町
【工事のきっかけ】
加茂郡富加町のお客様から、「長年使ってきた塀屋根が古くなってきて、このままで大丈夫か気になる」とご相談をいただきました。見た目には大きく崩れていないように見えても、塀の屋根は雨や風、日差しを長年受け続けるため、気づかないうちに傷みが進んでいることがあります。お客様も将来的な雨水の回り込みや瓦のズレを心配されており、早めに状態を確かめたいとのことで、私たちが現地調査に伺いました。
基本情報
- 使用材料:三州陶器瓦(桟瓦・軒瓦・のし瓦・袖瓦など)、12mmコンパネ、防水シート

現地で塀屋根を確認すると、瓦自体は大きく崩落していないものの、全体に経年による老朽化が進んでいました。
特に棟まわりや瓦の取り合い部分には、過去の補修跡や細かな隙間が見られ、今後の風雨で不具合が広がる可能性がある状態です。
塀屋根は建物本体の屋根よりも見落とされやすい一方で、傷みが進むと下地材まで水が回りやすくなります。
今回も表面だけの補修ではなく、瓦を一度撤去して下地から確認する必要があると判断しました。

工事の初めに、既存の瓦を外す前段階として古い屋根土を撤去していきました。
昔の塀瓦では土で高さや納まりを調整していることが多く、年月とともに土が痩せたり偏ったりすると、瓦の安定性にも影響します。
撤去作業では、周囲のお庭や通路を汚さないよう養生を行い、落下物にも十分注意しながら進めました。
古い土を取り除くことで、これまで隠れていた下地の状態を正確に確認でき、見えない劣化の有無を把握しやすくなります。

瓦を撤去したあとの下地を確認すると、長年の使用により木部に傷みが見られました。
すぐに穴が開くような状態ではなくても、下地が弱くなったまま新しい瓦を載せてしまうと、固定力が不足し、将来的なズレやたわみの原因になります。
特に塀屋根は細長い形状のため、少しのゆがみでも仕上がりに影響しやすい部分です。
そこで今回は表面の葺き替えだけで済ませず、下地補修をあわせて行う方針としました。
見えない部分を整えることが、長持ちする工事の基本です!

確認した傷みのある箇所には、新しい木材を使って下地板の補修を行いました。
既存の健全部分は活かしつつ、劣化が進んでいた部分だけを適切に入れ替えることで、無駄を抑えながらもしっかりとした強度を確保しています。
補修後は屋根面の不陸が出ないよう高さを丁寧に調整し、次の工程で施工する構造用合板がきれいに納まるよう下準備を進めました。
こうした工程は完成後には見えなくなりますが、瓦を支える土台の健全性に直結する大切な作業です。

下地補修のあとには、屋根面全体に合板を施工しました。
既存下地の上に合板を増し張りすることで、面としての強度が高まり、瓦を固定するための安定した土台ができます。
塀屋根のような細長い形状では、部分的な強度差があると施工後の納まりに影響しやすいため、面全体を整えることが重要です。
端部や取り合い部分も納まりを確認しながら加工し、後の防水紙や桟木が無理なく施工できるようにしました。
見た目だけでなく、耐久性を底上げするための下地づくりを丁寧に進めています。

下地が整ったあとは、防水シートを全面に施工しました。
防水シートは瓦の下に入る二次防水の役割を担う重要な材料で、万が一瓦の隙間から雨水が入り込んでも、下地へ直接しみ込むのを防ぎます。
今回のように老朽化した塀屋根では、表面の瓦だけを新しくしても、防水層が不十分では安心できません。
そこで重ね代や流れ方向を守りながら、屋根全体にしっかりと張り込みました。
防水性能の要になる工程だからこそ、見えなくなる部分も手を抜かず施工しています。

防水シートの上には、瓦を引っ掛けて並べるための桟木を取り付けました。
桟木の位置がずれていると瓦の通りが乱れ、見た目だけでなく固定の精度にも影響するため、間隔を揃えてまっすぐに施工することが大切です。
また、塀屋根は長さがあるため、遠くから見たときのラインの美しさも仕上がりを左右します。
私たちは既存の意匠を大切にしながら、新しい瓦がきれいに納まるよう細部まで確認しました。
こうした下準備が、後工程の施工性と完成度を高めてくれます。

屋根形状の切り替わる谷部分には、雨水が集中しやすいため専用の板金を施工しました。
谷は屋根の中でも特に水が流れやすく、施工精度が悪いと漏水リスクが高まりやすい箇所です。
今回は板金の立ち上がりや納まりを確認しながら取り付け、周囲の桟木との取り合いも丁寧に調整しました。
目立ちにくい部分ではありますが、排水経路を正しくつくることが塀屋根全体の耐久性を守ることにつながります。
雨仕舞いを意識した細かな処理が、安心して長く使える仕上がりを支えています。

下地と防水層の準備が整ったところで、新しい瓦の葺き直しを進めました。
瓦はただ並べるだけではなく、通りや重なり、端部の納まりを確認しながら一枚ずつ丁寧に配置していきます。
今回の塀屋根は敷地境界に沿って長く続くため、途中でズレが生じると全体の美観に大きく影響します。
そのため、作業中はこまめにラインを見ながら調整し、既存の建物や周囲の景観とも自然になじむように施工しました。
葺き替え後の美しさはもちろん、機能面も両立させることを意識しています。

瓦を並べたあとは、所定の位置でビス固定を行いました。
以前の土葺きに比べ、現在の施工では機械的な固定をしっかり行うことで、風の影響を受けにくくし、瓦のズレや浮きを抑えることができます。
特に塀屋根は高さこそ低めでも、側面から風を受けやすい場合があり、固定力の確保が欠かせません。
ビスの打ち込み位置や深さにも気を配り、瓦を傷めないように施工しています。
見えない固定力の差が将来の安心につながるため、細かな部分まで丁寧に仕上げました。

平部の瓦施工後は、棟部分の下地づくりを進めました。
棟は屋根の頂部にあたり、風雨の影響を受けやすい場所です。
ここが不安定だと、全体の仕上がりにも耐久性にも大きく関わってきます。
今回の工事では、棟瓦を納めるための下地を整え、一直線に美しく収まるよう高さや通りを確認しながら施工しました。
のし瓦や冠瓦がきれいに並ぶよう土台を整えることは、見た目だけでなく、棟の崩れやズレを防ぐ意味でも重要です。
伝統的な意匠を守りつつ、確実な納まりを目指しました。

棟の下地施工後は、南蛮漆喰を用いて棟部分を塗り固めました。
これにより、棟瓦の座りが良くなり、内部への雨水の侵入を抑える効果も期待できます。
昔ながらの施工では土だけで納められていることもありますが、現在は耐久性や防水性を考慮しながら適切な材料を使い分けることが大切です。
施工時には糸を張って通りを確認し、仕上がりのラインが乱れないよう注意しました。
棟は塀屋根の印象を決める部分でもあるため、機能性と美観の両立を意識して仕上げています。

塗り固めた棟の上には、棟瓦を順に施工していきました。
棟瓦は塀屋根の顔ともいえる部分で、ここがきれいに納まると全体の印象がぐっと引き締まります。
既存建物との調和も大切にしながら、和風の落ち着いた雰囲気を損なわないよう、丁寧に位置を合わせて取り付けました。
また、強風時のズレを防ぐため、固定方法にも配慮しています。
新しい平瓦との色味やラインも自然にまとまり、老朽化が気になっていた塀屋根が、安心感のある姿へとよみがえってきました!

最後に、建物側との取り合い部分や端部の納まりを細かく確認しました。
こうした部分は一見すると小さな箇所ですが、隙間ができやすく、雨水の吹き込みや汚れの原因になりやすいポイントです。
板金や漆喰の納まり、瓦の収まり具合を見ながら、見た目にも違和感がなく、かつ水が回り込みにくい形に整えました。
塀屋根は主屋の外観とも連続して見えるため、細部の仕上がりが住まい全体の印象を左右します。
最後まで丁寧に確認することで、長く安心していただける仕上がりを目指しました。

すべての工程が完了し、塀瓦葺き替え工事と屋根下地補修工事が無事に仕上がりました。
施工前は経年劣化が気になる状態でしたが、下地から見直して補修したことで、見た目の美しさだけでなく耐久性や防水性も向上しています。
仕上がりは和風住宅の外観にもよくなじみ、塀全体が引き締まった印象になりました。
塀屋根は普段あまり意識しない部分ですが、住まいの景観や保護にしっかり役立つ大切な存在です。
今回のように早めに手を入れることで、大きな傷みを防ぎやすくなります。
今回の加茂郡富加町での工事では、長年の使用で老朽化が進んだ塀屋根に対し、塀瓦の葺き替えだけでなく、下地補修・合板施工・防水シート施工までしっかり行いました。
調査の段階で表面だけでは分からない下地の傷みを確認できたため、根本から整える施工ができたことが大きなポイントです。
私たちは、見た目をきれいにするだけではなく、その先も安心してお使いいただける工事を大切にしています。
街の屋根やさんでは、屋根本体はもちろん、今回のような塀屋根や門まわりの瓦工事にも対応しております。
無料調査で現状を丁寧に確認し、必要な工事を分かりやすくご説明いたしますので、塀屋根の古さや傷みが気になったら、どうぞお気軽にお問い合わせください!

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