工事前の状況

リフォームの際に天井板を剝ぐったところ、屋根の野地板や防水シートが雨漏りにより腐食していたそうです。

片流れの波トタンの屋根です。
経年劣化により、屋根全体が赤くなりサビている状態です。

トタン
亜鉛メッキ鋼板でできていますが、年数が経過するとメッキが剝がれ、空気や雨水・直射日光に触れることで赤錆(赤サビ)が発生します。
そして、トタンに小さな穴があいたり亀裂が入ってしまいます。

雨漏りしていた場所は、建物正面から見た右側の端です。

屋根に降った雨水は谷樋を通り、屋根の両端にある雨どいへと流れていきます。

「谷樋」の部分も劣化が激しく、サビて小さな穴や亀裂が入っていました。

屋根

緑笠木部分はそのまま残し、
・屋根全体を、ガルバリウム鋼板の波板に張り替え
・谷樋を、ガルバリウム鋼板に交換
・パラペット部分（立ち上がり部分）を、波板に張り替え
工事を行います

屋根工事

パラペット部分（立ち上がり部分）、屋根の波トタンを剥がしていきます。

屋根に防水シートを貼ります。

雨水の通り道となる、新しい谷樋を設置しました。
新しい屋根と同じく、サビに強く耐久性に優れているSGLガルバリウム鋼板を使用しています。

SGLガルバニウム鋼板の波板を屋根に設置していきます！

SGLガルバリウム鋼板の波板を横一列にビスで固定しました！

つづいて、立ち上がり部分に防水シートを貼ります。

立ち上がり部分にも屋根と同じ、SGLガルバリウム鋼板の波板をビスで固定し設置しました。

屋根のてっぺんに設置されている棟板金と屋根とのすき間から雨が入らないように、
すき間に見切り板金を入れ込み設置しました。

屋根張り替え工事　施工完了です✨

雨どい工事

屋根に降った雨水は谷樋を通り、屋根の両端に流れていきます。

屋根の両端の谷樋に穴を開け、雨どいへと雨水が流れるようになっています。

青く囲んであるのが雨どいの集水器です。集水器部分につないであった縦樋が外れて撤去されていました。

集水器にあたらしい縦樋をつなげ、縦樋バンド金具で外壁に固定します。

雨水は縦樋を通り、排水されます。

雨樋工事施工完了です✨

施工完了

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