更新日：2021年01月31日

　商業繁華街や住宅密集地の建物について屋根修理のお問合せをいただいた際「梯子がかけられないと思うけど点検できますか？」というようなご質問をいただくことが多いです。今回は、ドローンを使った点検について簡単にご紹介します。現在、私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウィルスの予防対策として、点検等でお伺いする際、マスクの着用・ソーシャルディスタンスを取り、安全に配慮しております。

梯子をかけるのが難しい場合

　 　屋根の点検は通常、梯子（はしご）をかけて調査を行います。しかし、①3階建などの高所　②梯子がかけられない住宅の形状（テラスが設置されている等）　③隣家との距離が狭い　④急勾配で屋根に上がれない　⑤屋根の破損が著しく崩れる恐れがある、などの理由で目視での点検が難しい場合があります。その場合、飛行可能な地域であれば、ドローンを使用して建物の上空から屋根の状態を確認することが出来ます。

ドローン

　ドローンの歴史は意外に古く、1980年代初期から様々な産業に活用されていたそうです。近年、ドローンに対する規制緩和が進み、ドローンを活用したビジネスを始める企業が多く出てきたことから注目を集めるようになりました。

ガイドライン

　 　日本では、無人飛行機（ドローン）を操縦際に決められた規定（ガイドライン）が存在します。幾つか分かりやすいものをご紹介します。 　以下の空域で無人航空機を飛行させることは、 原則として禁止されています。 ・空港周辺の空域（空港やヘリポート等の周辺に設定されている進入表面、転移表面若しくは 水平表面又は延長進入）の上空の空域 ・人口集中地区の上空 ・地表又は水面から 150m 以上の高さの空域 いずれも、安全性を確保し許可（国土交通大臣）を受けた場合は飛行可能 　また、上記以外の空域は飛行可能ですが、日中（日出から日没まで）に飛行させること、祭礼・縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させない等のルールがあります。

ドローンを使用した点検

メリット

　お客様と一緒に屋根に上がるということは出来ませんが、ドローンで撮影することで上空から見た屋根の状態を、お客様と一緒に画面で確認することが出来ます。どの業者様もドローンを使用して調査を行うようになったのは最近の話ですが、それまでは工事を行うことを前提に足場を仮設し、調査を行うことも多くありました。ドローンを使用することで、事前にある程度の状態をきちんと把握することが出来るようになりました。

デメリット

　地域によっては飛行できない場合もございますので、事前に確認が必要です。また、ドローンを使用した点検は、あくまで状況を把握するための手段なので、外から見えない部分にある屋根の下地（防水紙や野地板など）が傷んでいる場合は、別の補修工事が必要になる可能性もあります。 　※私たち、街の屋根やさんでは、ドローンを使用した点検も無料で承っております。ご安心してお気軽にお問合せください。