千葉市稲毛区六方町にて塗装のれかで苔が目立つようになってきた屋根を調査
更新日：2024年06月04日
千葉市稲毛区六方町にて実施したスレート屋根の点検についてご報告いたします('◇')ゞ 屋根と外壁のメンテナンスをご検討中ということでご連絡をいただきました。
化粧スレート屋根は10年～15年を目安に塗装メンテナンスが必要といわれています。
築20年を経過されている場合のメンテナンスでは、屋根材や防水紙などの耐用年数も踏まえ、屋根のリフォームのご検討もおすすめします。私たち街の屋根やさんでは、現地調査にて屋根の状態をしっかり確認し最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
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屋根全体で色褪せが目立っていました。また、屋根材の重なり部分に隙間が発生している部分も多く見受けられます。
屋根材の重なり部分に隙間が発生する主な原因は、化粧スレート屋根材は、水分を含むことにより膨張し、その後、太陽光で表面から乾き始め収縮することで反り（変形）が生じるためです。
谷樋（たにとい）周辺にはオレンジ色の苔が発生していました。谷樋（たにとい）は、屋根上の
雨樋（あまどい）の役割をしています。そのため、
谷樋周辺の屋根材には苔が発生たり、ヒビや割れが発生しやすくなります。まれに、
施工方法に問題がある場合も反りや割れの原因となります。施工が不適切な場合、スレートが適切に固定されずに動いてしまうことで反りや割れが生じることがあります。
その他の要因として、
気候条件や環境の影響も考えられます。例えば、極端な気温変化や強風、台風などの自然災害がスレート屋根に影響を与えて反りや割れを引き起こすことがあります。
屋根上や軒先に苔が発生していました。オレンジ色の苔ではなく、苔玉のようでした。スレート屋根に苔が発生する原因は、
屋根表面の塗膜の機能が劣化し、防水性や撥水性が落ちてしまうためです。この塗膜の劣化により、ザラザラになった屋根の表面は水はけが悪くなり、湿った状態を保持しやすくなります。
苔は水分を好むため、水分の多い環境である屋根表面には繁殖しやすくなります。特に日の当たりにくい場所や北側など、湿気の多い環境では、苔が発生しやすくなります。化粧スレート屋根材は、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に成形されていますので、
陶器瓦（粘土瓦）や
金属屋根に比べ、苔が屋根上に生育しやすいといえます。
苔が放置されると、見た目の美観だけでなく、屋根材の劣化やヒビや割れにもつながる可能性があります。苔の発生を防ぐためには、定期的な点検やメンテナンスが重要です。
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