更新日：2024年02月06日

市原市姉崎で実施したベランダ屋根の工事についてご報告いたします (^^♪

実は・・ベランダとは「2階以上」に設置されていて、建物から外に張り出した屋根のあるスペースを指します。屋根がないものをバルコニーと呼ぶそうです。点検のご依頼をいただく際は、どちらでも大丈夫ですのでご安心ください 👍

波板の破損

広めのベランダに設置された波板屋根は、劣化が進んでいる状態でした。固定しているビス（ネジ）が緩んできている箇所も多く、変形や穴あきもありました。軒先には、砂や土などが溜まり苔も発生している状態です。

使用されていた波板は、FRP波板（ガラス繊維強化プラスチック）という種類です。FRP波板は、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維をプラスチックに混ぜて強度を高めた波板です。

強度はありますが衝撃で割れやすく、プラスチックのため太陽光（紫外線）によって劣化します。劣化が進んでくると、写真のように見た目にも傷んでいる感じになってきます ( ﾟДﾟ)

ポリカーボネートへ全交換

大きく破損している部分も確認しました。全体的に劣化が進んでいるため部分的な交換も難しく、出来たとしてもまた何かのきっかけで破損してしまう可能性が高いため、波板全交換のご提案となりました。まずは、ビスを外して撤去していきます。

エンボスタイプで柔らかい日差しに

ポリカーボネートは各メーカーさんごとに色などの種類があります。今回は、シンエツ波板 ポリカタフのフロストを使用しました。エンボス（マット）加工により、透過光をやわらげるタイプとなっています。

施行ポイント

波板を並べていくとき、重ねしろを設けるのがポイントとなります。隣り合う波板を2.5山以上重ねることでつなぎ目から雨水が入るのを防ぎます。そして、固定具は必ず山部分で固定するようにします。これは、雨水が谷部分を流れるため、ここに固定具を取り付けてしまうと、雨漏りに繋がる可能性が高くなるからです。

私たち街の屋根やさんでは、ベランダなどの波板交換も数多く承っております。ポリカーボネートのお色味など、お好みのものがございましたら、お気軽にご相談下さい！