更新日：2023年01月24日

　江戸川区西葛西にお住まいのお客様より、屋根から板金が落ちてきたので点検してほしいとお問い合わせをいただきました。お住まいは築20年が経過するスレート屋根のお住まいで、落ちてきたという板金の形状から棟板金が飛散してしまったものと思われます。現地へお伺いし、屋根の状態を確認していきます。

飛散してしまった棟板金

　現地にて屋根に上がらせていただくと、棟板金が飛散してしまった箇所が確認できました。棟板金は主にスレート屋根や金属屋根の頂点部分に設置される板金で、屋根材と屋根材が合わさる部分から雨水が侵入しないよう保護する役割があります。
　屋根材の下には防水紙が敷設されているため、棟板金が飛散したからといってすぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、棟板金がない状態で放置してしまうと防水紙の劣化を早めます。防水紙が劣化して穴が空いたり捲れたりしてしまえば雨漏りの原因になってしまいますので、早めに修理が必要です。
　また、棟板金が残っている部分についても、板金を固定している釘が浮き、板金が捲れかけている部分が確認できました。こちらも放置しておくといずれは飛散してしまうでしょう。

スレートの塗装も劣化していました

　棟板金の他に気になったのがスレートの状態で、屋根の多くの部分で苔や藻、カビが繁殖していました。これは、スレート表面の塗装が剥がれ、撥水性が失われている証拠です。撥水性を失ったスレートが雨水を吸い、苔や藻、カビの繁殖につながりますが、それだけではなくスレート自体の劣化も早まり、ひび割れや欠けといった症状につながります。

　お客様に屋根の状態をご説明し、飛散してしまった棟板金の交換工事（参考価格：税込み154,000円～）と塗装が剥がれてしまったスレートへの屋根塗装工事（参考価格：税込み415,800円～）をご提案させていただきました。
　私たち「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルス対策に取り組んでいます。点検や工事にお伺いする際も、「マスク着用」「手指アルコール消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」を徹底した上でご訪問させていただきますので、どうぞご安心してお問合せください。