更新日：2022年10月28日

　日野市程久保にて築12年が経過したお住いの屋根点検をお願いしたいとのご相談を頂きましたので、早速調査にお伺いさせていただきました。化粧スレートが使用されている屋根とのことで、今回が初めてのお手入れになるとのことです。築12年ですと新築時から屋根材を保護している塗膜などに劣化が見られてもおかしくない時期となっていますので、今後も安心して長くお住いになられるように最適なメンテナンスをご提案させていただきます。

塗装工事の意味

　屋根に上らせていただきますと、スレートからは色褪せた印象を強く受けました。新築からだいたい10年程度が経過すると塗料の耐用年数を迎え、塗膜が劣化したことで色褪せや苔の繁殖等が目立つようになります。
　屋根塗装の意味としては美観の維持以外にも、屋根材を保護するための塗膜の形成が挙げられます。スレートはセメントが主な材料として用いられているため、塗膜によって雨水を弾かなければ水分が浸透していってしまい、強度が落ちてしまうのです。そのため、スレート屋根は定期的に塗装工事を行い、屋根材の状態を維持していくことが重要となります。

早めにお手入れをしておきたい状態です

　塗膜の劣化を長い間放置してしまうとスレート材にもひび割れが発生し、そこから浸入した雨水が屋根下地を傷めることに繋がります。調査を続けていると既にひび割れている箇所がありましたので、これ以上傷んでしまう前にメンテナンスをしておきたいところです。スレートの下には防水紙がありますので、大きくひび割れたり欠けてしまってもすぐに雨漏りは発生しません。ですが防水紙の耐久性も薄れていきますので、下地や屋根材がしっかりしている内にお手入れをしていくことが望ましいです。
　ひび割れが始まりかけていることや、今後のメンテナンスの重要性についてご説明させていただき、屋根塗装工事の実施をご提案させていただきました。スレート屋根への塗装工事には必ず設置をするタスペーサーなどの費用を含め、60㎡で382,800円～（税込）が目安となります。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用と手指のアルコール消毒などを徹底しております。どうぞご安心してお問い合わせください。