更新日：2022年10月16日

　逗子市逗子にてお住いのお客様より、屋根塗装のための調査のご依頼を承りました。お住いは築15年程経過しており、屋根材には化粧スレートが使用されているとのことです。これまで塗装メンテナンスなどの大きな工事を行ったことがないようですので、屋根の傷み具合によって必要なお手入れの方法も変わってまいります。しっかりと調査を行った上で、最適な工事をご提案させていただきます。

屋根塗装工事が可能な状態です

　梯子を使用して屋根に上らせていただきます。スレートの表面は色褪せてしまい、塗膜が劣化していることが伺えます。スレートはそのままの状態ですと雨水を弾くことができないため、表面を塗膜で保護することにより防水性を維持している屋根材です。そのため経年劣化で塗膜の効果が弱まり、塗装が剥がれてしまうと弾けなくなった雨水が浸透しやすくなり、スレートそのものを傷めてしまいますので注意が必要です。
　また、塗膜が劣化すると紫外線の影響も屋根材が強く受けるようになってしまい、ひび割れや反りといった変形の原因となります。今回の調査ではひび割れているような箇所は見当たらず、スレートは塗装によって長持ちさせられることが分かりました。もし全体的に屋根材が傷み、至る所でひび割れの症状が現れている場合は屋根カバー工事などが必要となります。築年数的に屋根の状態が気になりましたら、早めに点検で経年劣化の具合を確かめることが重要です。

タスペーサーの設置が重要

　お客様には屋根塗装工事でのメンテナンスをご提案させていただきました。スレート屋根の塗装時には必ずタスペーサーを設置し、内側に入り込んだ雨水や湿気を逃がすための隙間を作ります。この縁切りと呼ばれる工程で隙間が設けられていないと、逃げられない雨水が屋根下地の防水紙等を傷めてしまうことになりますので、塗装工事の際は注意するべきポイントとなります。
　屋根塗装工事は60㎡のスレート屋根でおよそ382,800円～（税込）が目安の価格となっております。遮熱塗料やラジカル制御型塗料など、ご要望に沿った種類の塗料をご提案させていただきますので、まずはお見積もりの作成まで無料の点検をご検討ください。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用とアルコールでの手指消毒を徹底しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。