更新日：2022年09月08日

　藤沢市長後にて築年数が経過したことがきっかけで、屋根のメンテナンスをご検討されていたお客様より調査のご依頼を承りました。屋根材には化粧スレートが使用されており、状態によって塗装やカバー工事など最適なメンテナンス方法も変わってまいります。また、棟板金の状態も雨漏りを防ぐためにはかなり重要な部位ですので、日常的に感じる異変がなくとも築年数に応じて点検を実施することは非常に重要です。

スレート屋根の塗膜は非常に重要な役割があります

　まずは屋根材であるスレートの様子から確認していきます。スレートはセメントが主材料として形成されていますので、そのままの状態では雨水を弾けずに吸い続けてしまいます。そのため塗装を施すことで防水性や紫外線などによる対候性を高め、屋根材を保護して長く使用できるようにしているのです。
　その塗膜も普段から雨風や太陽光の影響を強く受け続け、築年数に応じて劣化していってしまいますので、適切な時期で再び屋根塗装を行う時期がやってまいります。今回ですと苔の繁殖が各所に見受けられ、雨水が弾けなくなってきているのが伺えました。放置をしたままだと塗膜が剥がれ、スレート材にひび割れ等が発生しますので早めに塗装工事での対策を行う必要があります。

樹脂製貫板を使用した棟板金交換工事

　続いて棟板金の状態をチェックします。棟板金も屋根面の重なり合う部分を覆うことで雨水の浸入を防いでいる重要箇所ですが、内部にある木材の貫板が腐食してしまうと釘による固定が難しくなり、やがて浮いて隙間が発生します。隙間から雨水が入り込むと雨漏りになる他、台風などの強風によって飛散してしまう事例もございますので、被害が発生する前に棟板金交換工事を行っておきたいところでした。
　調査時の写真とともに状況をご説明させていただき、お客様には屋根塗装工事と棟板金交換工事でのお見積もり作成をご依頼いただきました。棟板金交換工事ですと20mで132,000円～（税込）が料金の目安となっており、特に貫板は防水性の高い樹脂製のものを使用するのがオススメです。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策として手指のアルコール消毒などを引き続き徹底しておりますので、何かお住いのことで気になることがございましたらお気軽にご相談ください。