更新日：2022年07月27日

　平塚市片岡にてお住いのお客様より、「棟板金を修理した方が良いと近所で工事中の業者から指摘された」とのご相談を頂きました。どうやら風で棟板金が浮いているのを発見されたようで、固定力が失われてきていることが伺えます。棟板金は雨漏りの原因にもなりやすい箇所ですので、不具合はなるべく早めに対応することをオススメ致します。

棟板金の不具合は雨漏りの原因となりやすい

　現地にお伺いしますと、確かに棟板金は浮いてしまっているのが確認できました。手で持ち上げてみると、あっさりと隙間が出来てしまうほど固定力が弱まっています。こうした隙間から雨水が浸入すると、防水紙や野地板を傷めていずれは雨漏りに発展してしまいます。
　また、棟板金に打たれている釘頭には錆が発生しておりました。錆によって釘の耐久性が下がると、棟板金はますます固定力を失い台風時などに飛散する恐れもあります。また、釘に発生した錆は棟板金にも広がってしまいますので、腐食によって穴が開いてしまうとそれも雨漏りの原因となる可能性があります。

足場が必要なメンテナンスは同時に

　棟板金は屋根において雨漏りを防ぐための重要な部位です。そのため問題が起きてからではなく、事前の対策が何より大切になります。お客様には棟板金の交換工事をご提案させていただきました。
　また、屋根材として使われているスレートを保護している塗膜の劣化も目立つ状態でしたので、屋根塗装工事も行っておきたい状況です。棟板金のメンテナンスには足場を組む必要がございますので、同時に足場が必要になる工事を行うとトータルで掛かる費用の削減ができます。棟板金交換工事では、木材の貫板よりも耐水性に優れた樹脂製貫板を使用した場合、20ｍで132,000円～（税込）が料金の目安となります。

　私たち街の屋根やさんでは、点検からお見積りの作成までを無料で承っております。引き続き新型コロナウイルス対策として手指の消毒などを徹底しておりますので、どうぞご安心してお問い合わせください。