江戸川区西瑞江にて訪問業者により棟板金の異常を指摘された屋根を調査
更新日：2022年04月09日
江戸川区西瑞江にて訪問業者により「棟板金に異常がある」と指摘を受けた屋根の調査を行いました。近くで工事をしている業者や通りがかりに突然訪問を行う業者より指摘を受けた際には、点検を進められてもお断りすることをお勧めいたします。問題のない屋根に手を加えて異常があると報告をする業者も中にはいるので注意が必要です。
現地調査
状況確認の為、現地調査に伺いました。道路から指摘を受けた棟板金を確認すると遠目に見る限りでは棟板金に飛散や捲れの症状は出ておりませんでした。築年数が14年程経過していましたので釘の浮き等の可能性が考えられましたので屋根に上っての調査を行います。
棟板金の確認を行いました。棟板金にはスレート屋根との間に大きな隙間のなく問題なく設置されておりました。しかし、棟板金を固定している釘には多少の浮きが確認できました。こうした釘の浮きは板金の下地となっている貫板の劣化や板金の熱収縮による動きが原因になります。釘の浮きが進行し抜けてしまうと固定が弱くなり強風による板金の飛散リスクが高まってしまいます。
棟板金交換工事の費用は、20ｍの施工で税込み1より承っております。
こちらの建物は数年前に屋根塗装を行っておりました。屋根塗装の際に縁切りを行っていない業者が多く見受けられますので確認を行うと、タスペーサーと言われる縁切り材がしっかりと設置されておりスレート屋根の重なり部分には適切な隙間が設けられておりました。縁切りが行われていないと、スレートの裏側に回った雨水や湿気等の水分が逃げ場を失い防水紙の劣化と共に雨漏りへ繋がってしまいます。屋根塗装工事を検討の際には、縁切りを行うかを施工業者に確認することが重要です。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。マスク着用の徹底やアルコール除菌等のスタッフの体調管理に努めておりますので、建物について気になっている点などがありましたらお気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2022年04月09日時点での費用となります。
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