更新日：2022年03月16日

　横浜市栄区本郷台にてお住いのお客様より、「築15年になるので、そろそろ屋根に塗装が必要かと思いご連絡しました」とのお問い合わせを頂きました。立地や環境にも左右されますが、新築時に塗られている屋根の塗膜はおよそ10年程度で劣化症状が現れるようになります。苔やカビの発生は屋根塗装が必要なサインです。

屋根塗膜の状態を調査

　屋根にはスレートが使用されており、浮きやひび割れといった傷みは殆どない状況でした。しかし、表面には塗膜の剥離や苔の発生が確認できます。スレートは防水性を持たないため、塗膜の保護によって降りかかった雨水を撥水する屋根材です。その塗膜が傷んだことで防水性が低下し、スレートが含んでしまった水分によって苔やカビが現れ始めるのです。
　塗膜は紫外線の影響を低減する役割もありますので、剥がれてしまうとスレート自体が劣化する原因となります。そのため、塗装によるメンテナンスは屋根材が傷む前に行うことが重要となってくるのです。

棟板金にも経年劣化が発生

　スレート屋根では棟板金も点検時の要チェックポイントとなります。棟板金は屋根面が重なり合う位置を覆い、雨水の浸入を拒んでいます。その棟板金を固定する釘は年数が経つと抜け始めてしまうため、打ち戻しやビス止めが必要となります。浮いた釘の穴から雨水が入り込むことで内部の貫板が腐食すると、棟板金の固定力が著しく低下して変形や飛散の原因となりますので、定期的に状態の確認をお勧めいたします。
以上の調査結果をお客様にお伝えし、今回は屋根塗装と棟板金部分の補修をご提案いたしました。お住まいの暑さを軽減したい場合、遮熱塗料での塗り替えはおよそ217,800円～（税込）となります。状態や屋根の形状によっても金額は異なってきますので、詳しくは無料点検でのお見積もり作成をご活用ください。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスクの着用や手指のアルコール消毒を徹底して調査にお伺い致します。どうぞご安心してお問い合わせください。