◆はじめに：世田谷区砧で増えているスレート屋根のご相談

世田谷区砧では、築20年以上の住宅が多く、屋根材にスレートが使用されている建物が多数存在します。
スレートは軽量で扱いやすく、長年人気の屋根材ですが、2004年以前に製造されたスレートにはアスベストが含まれている可能性があります。

今回ご紹介する写真も、実際の調査現場で確認されたものです。
アスベスト含有の可能性があるスレート屋根は、葺き替え時に通常より処分費が大幅に増えるため、事前の調査が非常に重要です。

◆アスベスト含有のスレートとは？

スレート屋根には、「石綿スレート」と呼ばれるアスベストを含む屋根材が長く使われていました。
特に2004年以前に施工された屋根は要注意です。

アスベストそのものは固まった状態では危険性が低いものの、撤去時に粉じんが発生するため厳しい管理が必要になります。
そのため、葺き替え工事では 産業廃棄物として特別管理処分となり、費用が大きく跳ね上がるのです。

◆世田谷区砧で確認されたスレート屋根の状態

●珍しい「ニュージェネス」というスレート材

●過去に一度塗装メンテナンスを実施

以前に塗装でのメンテナンスが行われた形跡がありますが、既にチョーキングや塗膜の剥がれが進行しており、再塗装では性能回復が難しい状態でした。
また、このような複雑な形状のスレートは縁切りを行うことが難しいのでもともと塗装には不向きな屋根材です。

●北面には苔の発生が顕著

●軒先部分の苔と劣化

●下屋根にも苔が付着

下屋根部分も全体的に汚れと苔が進行していました。
このように複数箇所に劣化が認められる場合、部分補修よりも葺き替え工事を推奨いたします。

◆アスベスト含有スレートの葺き替えで費用が高額になる理由

アスベストが含まれているスレートは、撤去の際に 特別管理産業廃棄物として扱われます。
これにより、以下のような追加費用が発生します。

・アスベスト飛散防止策（養生・湿式処理）

・許可を持つ専門業者による収集運搬費

・処分場での高額な埋立費用

特に処分費は、
通常スレートの2〜3倍になるケースも珍しくありません。

世田谷区砧の住宅密集地では、近隣への配慮も必要なため、費用がさらに増えることもあります。

◆アスベストの可能性を正確に判断するために

街の屋根やさんでは、アスベストが疑われるスレートの場合、以下の手順を踏んで調査を行います。

・屋根材の種類・製造年代からアスベスト含有率を推測

・必要に応じて専門機関で分析

・適切な工法と処分方法を計画

・お見積り時点で処分費も明確に提示

アスベストを含むスレートは、正確な診断と安全な施工が何より重要です。

◆まとめ：世田谷区砧でスレート屋根の劣化が気になる方へ

アスベスト含有スレートは、見た目だけでは判断が難しいため、まずは専門家による調査が必須です。
葺き替えの際には一般的な工事よりも処分費が多くかかってしまうため、早めの対策が費用面でもメリットがあります。

街の屋根やさんでは、
調査・お見積りは無料で承っております。

世田谷区砧でスレート屋根の劣化やアスベストが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。