腰折れ屋根とは？特徴・種類・メリットとメンテナンスの注意点を解説
更新日：2025年07月06日
外観から見ると、屋根が4面に分かれており、上部は緩く、下部が急こう配になっているのが特徴です。
この構造によって屋根裏部屋（ロフト）や2階空間を広く確保でき、居住性とデザイン性を兼ね備えています。
特にヨーロッパのクラシックな建物で多く見られ、日本では輸入住宅や個性的なデザインの住宅に採用されることがあります。
マンサード屋根との違いは、2面のみで構成されること（妻側が壁になっている）です。
この屋根形状は、納屋（バーン）にもよく使われることから、「バーンスタイル」とも呼ばれることがあり、カントリースタイルの家にぴったりです。
屋根裏空間が広く取れるため、収納スペースや居室として活用されるケースも多くあります。
腰折れ屋根は、屋根の途中で勾配（傾斜）が変化する形状をしていますが、この勾配の切り替え部分は、雨水の流れが変わる位置にあたるため、防水層や板金の劣化が進みやすい傾向があります。
また、雨仕舞（あまじまい）と呼ばれる雨水を屋根から適切に排水させる工夫が不十分な場合、雨水が滞留しやすく、雨漏りの原因になることもあります。
特に築年数の経過した住宅では、この部分の防水処理や接合部が劣化しているケースが多く、雨漏りにつながる前に点検と補修が必要です。
勾配が変わる位置は外からは確認しにくいこともあるため、定期的な屋根点検をおすすめします。
この部分は雨漏りのリスクが高いため、屋根材や防水シートの劣化状況をしっかり点検することが重要です。
また、屋根の形状が特殊なため、修理や塗装・リフォームには経験豊富な専門業者に依頼することが安心です。
外壁との取り合い部分や軒先の処理など、細かな施工技術が求められる屋根だからこそ、施工実績のある業者選びが大切です。
私たち街の屋根やさんでは、腰折れ屋根の点検・リフォームも数多く承っております。ご安心してお問合せください('◇')ゞ
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