はじめに

台風や突風などの強風が吹き荒れると、屋根や外壁だけでなく、雨樋にも大きな影響を及ぼします。

今回ご紹介するのは、強風の影響で雨樋の向きが変わり、隣家まで越境してしまったケースです。

画像の通り、屋根の先から伸びる雨樋が本来の位置を大きく外れています。

これは非常に危険な状態であり、放置すれば隣家とのトラブルや、さらなる損傷を招く恐れもあります。

1. 現地調査と原因確認

まずは現地にて雨樋の状況を確認。

写真からも分かる通り、雨樋の向きが強風により変わってしまい、本来の排水経路から外れています。

今回は、取り付け金具やステンレス線が外れていたことが判明しました。

2. ステンレス線の補修と再固定

原因の一つである固定用のステンレス線の脱落を確認。写真のように、ステンレス線が雨樋から外れて垂れ下がっていました。

これをしっかりと元の位置に戻し、再び強風に耐えられるようしっかりと締結しました。

3. 正しい位置への再設置

ステンレス線と金具を補修した後、雨樋本体を正しい角度と位置に調整し、固定し直しました。

これにより、正常な排水が確保され、見た目にもすっきりとした仕上がりとなりました

4. 越境状態の解消

越境してしまっていた雨樋も元の範囲に戻り、ご近所様への二次被害も未然に防止。

今回は屋根の上に上がっての作業が必要でしたが、安全対策を講じた上で迅速に対応しました。

雨樋の修理が必要になるタイミングとは？

雨樋は普段あまり気にされない部分ですが、以下のような兆候が見られる場合は修理が必要です。

• 雨水がうまく流れず、地面に水たまりができる

• 雨樋の傾きや歪みが目視できる

• 落ち葉やごみが詰まっている

• 雨樋が外れていたり、ガタついている

• 雨の日に水がバシャバシャと音を立てて流れている

特に強風や台風の後は、目立った異常がなくても点検を行うことをおすすめします。

雨樋修理の注意点とDIYのリスク

雨樋修理を自分で行おうと考える方もいますが、実際には以下のようなリスクがあります。

• 高所作業による転落事故

• 修理箇所の見落とし

• 不十分な固定による再発

• 誤った材料の使用による劣化促進

専門業者である"街の屋根やさん"では、安全に配慮した作業はもちろん、根本原因を特定し、再発防止を目的とした修理をご提供しています。

街の屋根やさんにお任せください

"街の屋根やさん"では、雨樋の不具合や破損の修理をはじめ、定期点検や清掃サービスも承っています。強風や大雨の後に心配な方、越境トラブルを未然に防ぎたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

【対応サービス例】

• 雨樋の調整・修理・交換

• 雨樋清掃

• 雨樋金具・固定材の補修

• 落ち葉対策ネットの設置