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新居浜市でコロニアルが落ちてきたので職人さんと現地調査に行ってきました。
更新日:2024年6月21日
皆さんこんにちは、街の屋根やさん新居浜中央店です。本日は新居浜市のお客様の屋根になります。
お客様から事務所に来られ「屋根から瓦の破片が落ちてきて、屋根を見てもらえるか。」とのことでした。
落ちてきた破片も持参していただいていたので事務所内で様々な情報を交換しました。
屋根カバー工法のことも知っていたので合わせて検討したいが、
とにかく応急処置をということで午後からお伺いしました。
お客様が持ってこられた破片です。これは
カラーベスト屋根材ですね。
一般的には
「コロニアル」というシリーズが多いと思います。
カラーベストはセメント素材の屋根材で厚さは5.2㎜と薄い屋根材です。陶器の瓦に比べて重さが半分くらいかつ初期費用が安いのが特徴です。持ちとしては10年おきの塗装で約30年くらいです。材質としては、安価で高い耐久性をもつ
アスベスト(石綿)が含まれていましたが、発がん物質として問題視され今ではアスベストを含んでいない屋根材となりました。2006年9月以降はノンアスベスト商材のみの製造となりましたが、それ以前はアスベストが含有されている可能性があります。
これを読まれた方も1度、自分の家の屋根の種類を見たり、図面で確認するのもいいかもしれませんね。
お客様の家は平成10年くらいとおっしゃってたので1998年くらいですね。ちなみにコロニアルでした。
お客様が持ってきた破片は左上に加工された縁切りと斜めに走った塗装の分かれ目がありました。
おそらく寄棟屋根の尾(斜め部分の棟)の端くらいかと。
右写真にコロニアルの見本がありますがそのままの状態で葺ける場合は右上、左上に斜めに縁切りが元々入ってます。ただし黄色線みたいにカットしなければならない場合、赤線のように縁切りカットを加える必要があります。
縁切りがないと吹き込んだ雨水が横走りしてしまいます。加工する場所のほとんどは屋根面の両端に当たります。横走りが原因で雨漏りを起こす場合もあります。
ただし、縁切り部分は施工後は上の屋根材や棟板金に隠れるので見えなくなります。
・関連ページアスベスト屋根材の見分け方と解決方法。
当社は安全面も考え、総二階屋根は職人を連れてお伺いさせていただきます。
(営業車ではしごが積めない・・・のもありますが・・・)
今日は午後から時間が取れる職人さんとともに現場へ。
予想通り尾の端でした。太陽光がありましたがギリギリ差し替え可能でしたので応急処置として2枚差し替えました。
太陽光下じゃなくてよかった。
お客様も「とりあえず一安心、よかった~」と喜ばれました。
屋根を全体的に見て回ると部分割れしている箇所が何か所か見られました。日の当たりにくい北面は苔が生えて滑りやすいのであまり近づいていませんが。
このような小さい破片はいつ飛んだり、落ちたりするかと思うと不安になりますね。
塗装は15年前くらい、築年数も30年近く、そろそろ葺き替え時期ですね。
お客様が
カバー工法を検討されていたので屋根の寸法など必要事項を確認しました。
カバー工法は既存屋根材を撤去せずに、そのまま新しい屋根材を取り付けます。材質は主に横葺きの金属屋根材が多いかと。メリットは
・既存屋根の撤去処分費用が浮く・施工期間の短縮デメリットは
・瓦屋根などは施工出来ない。・アスベスト商材は残っているなどです。
またカバー工法で特に確認しておきたいことは
・屋根下地の状態・軒先と樋状況の2つです。私たちも回数をこなして事前調査で大事なことと認識しました。
屋根下地状態は今の下地か問題ないかどうかを調べます。事前調査時はコロニアルは外せないので主に屋根裏から屋根地状態
を確認させていただきます。
元々のコロニアルはそのままですが、カバー屋根材も元の屋根地にビスが効く前提です。ビズが効かないと…軽い屋根材は飛んでいくかもしれません。雨漏りがひどく、
築年数がかなり古い場合はカバー工法をおススメ出来ない場合があります。軒と樋状況は写真を参考にしてください。カバー葺きの金属屋根の軒先素材はコロニアルの軒先にキャップみたいに挟み込みます。そこから本体の屋根材を噛み込ましながら取り付けるので1.5~2cmほど軒先が外に伸び高さも僅かながら上がります。
樋は元の屋根材に合わせて取付ているので、屋根形状や勾配、樋の取り付け位置次第ではカバー葺完了後に雨が受けきれず樋から雨水が越すオーバーフローという現象が起きてしまいます。
私たちはカバー葺き検討の場合は1度軒先水切を嵌めてみて既存の樋がそのままで問題ないかチェックさせていただきます。
リスクがありそうな場合は調査後にご説明させていただきます。
今日の現場は大丈夫そうでした。
以上で屋根の調査と応急処置が終わりました。
差替え出来る場所で、すぐに対応出来、お客様も私たちもホッとしました。
カバー葺きのカタログや見本をお渡しし、本日は終了です。
お世話になっている足場屋さんもお時間とれたので現場調査していただきました。
太陽光はお客様が設置した会社にご連絡していただけると言うことなので、
御見積作成に取り掛かります。
引き続き誠実な対応でお客様と接していくよう心掛けます。
小さなことでも屋根に不安なことがあれば、
是非、街の屋根やさん新居浜中央店にご相談ください。
ご愛読ありがとうございました。
次回ブログ
新居浜市でコロニアル屋根をカバー葺き替え。既存板金を取り除けてルーフィングを貼りました。
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