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新居浜市で瓦から生えている草。屋根を点検してみると・・・
更新日:2024年7月27日
みなさんこんにちは。街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。本日は新居浜市の現場点検です。いぶし瓦寄棟2階建ての屋根になります。2階の隅棟に20センチくらいの植物が生えています。早速屋根点検します。
現在は瓦も桟打ちで棟も漆喰や乾式の粘着ロールが一般的です。20年以上経つ家は地伏せが桟打ちでも棟や隅棟、葺止めは土が主流です。その土の中に種子が入ることもあります。飛散して瓦の隙間や漆喰が剥がれたところから等要因は様々です。植物は水、光、二酸化炭素があれば育ちます。瓦の中で植物が育つことは、水や光が入り込む条件があるということです。植物が育つと、葉や枝から水が伝ってより棟の土の中に送り込んでしまいます。
ここで隅棟の施工に疑問を感じました。隅棟の漆喰ですが、かなり上にあるのし瓦に対して外面に近いところまで塗っています。瓦の葺きこみでもよく取り上げていますが、水は表面張力で瓦の裏側を通ります。なのでのし瓦と漆喰には1寸(3cm)くらいは奥行きが必要です。しかし、現場の漆喰は1㎝未満です。これでは表面張力によって漆喰の内側(土の中)に浸み込むリスクが高くなります。年数が経って瓦と漆喰が肌別れしだすと更にリスクが高まります。もちろん水が入るので植物も育ちます。
2階部分も1階部分も漆喰とのし瓦の奥行は5㎜くらいです。棟は屋根面の継ぎ目に当たります。隅棟は瓦加工部分かつ流れ方向なので、和型のように低い部分に水が集まる形状だと、漆喰と地瓦の低い部分が接触する部分が等しても出てきます。なので年数が経っていると地瓦と漆喰の継ぎ目にコケが発生します。それはよく見かけますがこの現場の隅棟はのし瓦と漆喰の継ぎ目にコケが生えています。これはのし瓦から隅棟内に雨水が侵入している証拠です。
1階の隅棟で見つけてしまいました。漆喰の上塗りです。古い漆喰かモルタルが見えます。棟漆喰は土の表面にモルタルを塗って水野侵入防止や保湿を促しますが、年数が経つと劣化しヒビ割れや土との密着性が無くなり取れて土が見えたりします。(*太陽光がよく当たる場所や影になる場所で劣化スピードは異なります。)上塗りをしても古い漆喰と土が剥がれると一緒に剥がれて効力を出せません。更に厚みが増えていいように思えますが先述のように雨水が内側に入りやすくなります。ちゃんとした業者は古い漆喰は取り除けて塗直します。
漆喰の上塗りを見て地瓦を見回しました。地瓦にはラバーロック工法で瓦同士にコーキングしていました。コーキングの付け方は間違っていませんが、問題は部分的にしかしていないことです。そう、お客さんが下から見て確認できる部分しかしていません。・瓦がズレている(ラバーロック)・漆喰が剥げている(漆喰塗)です。お客様自身が劣化部分や修繕部分を確認できる、かつ作業自体が単純なためこの2つの作業による悪徳商法が多く発生しています。お気をつけください。関連ページ地震と強風に強くなる!?瓦屋根のラバーロック工法のメリットとデメリット
後は破損瓦を見つけたので交換の必要があります。
以上で点検が終わりです。植物が生えている依頼でしたが点検してみると過去の施工が今回の依頼に大きく関わっていると思います。一先ずメインは植物撤去なので、生え際周りの棟や隅棟を壊して根を取り除けます。屋根は高所作業で危険を伴います。また家主自身確認ができない箇所でもあるので訪問販売のターゲットになりやすいです。そのため、不具合な状況を作り出し、高額な見積を迫られ、確認できる範囲のみ実施という結論を生み出してしまいます。少しでも不振に感じたら・屋根に上げないこと・地元専門業者に相談する・急かされても乗らないこと関連ページ訪問販売トラブル事例もちろん西条、新居浜、四国中央市でお困りの方は街の屋根やさん新居浜中央店にご相談ください。屋根で困ったこと、相談したいことがあれば街の屋根やさん新居浜中央店にお気軽にご相談ください。0120-32-6886ご相談、点検、御見積は無料です。メールでの問い合わせはこちらです。
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