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四国中央市の戸建て住宅。ドローンを使って塗装前の屋根状態を点検。
更新日:2024年4月24日
みなさん、こんにちは。街の屋根屋さん新居浜中央店の合田です。今回は不動産会社の方からのご依頼で四国中央市へ向かいました。
中古物件としてリフォームで屋根塗装を行うのですが、その前に屋根状態を点検してほしいとの
ことでした。
1度現地を確認し、屋根形状、周りの周辺環境など確認したところ2階ははしごをかけるのが難しい
ため、
後日ドローンで調査することにしました。
当社が使用しているドローンです。三角コーンには周知の張り紙を張り付けています。
もし現場調査に伺ってからのドローン撮影の必要がある場合は
国土交通省の申請が必要なので日を改めることが多いです。ドローン撮影実施までには先述通り、国土交通省に申請をします。
作業自体は単純でインターネットで
・撮影場所・撮影目的・撮影時間・立ち入り区間の設定などを入力します。住宅密集地など一部許可書がないと申請できない地域もあります。
街の屋根屋さん新居浜中央店は住宅密集地での空撮許可は取ってあります。物を運んだり、催し物での撮影はできません。撮影前には近隣周知と管轄の警察署への共有をします。これはドローン撮影上は義務ではありませんが、トラブルや通報がある可能性がありますので
事前に共有しておきます。
義務ではない分周知の範囲も定まっていないので上下左右4件とかが多いです。
事前ではなく飛ばす直前になりますので日時が分かれば近隣の方にお会いした時に一言いれていただけると助かります。(ほとんどの場合は物珍しさに見たり話しかけられたりします。)
ドローン調査開始です。今回は2階はドローン、1階は目視で行います。
全景写真は屋根の形を把握できたり、後から不備箇所を書き込んだりできるので最初に撮影します。
上空から自分の家の屋根をじっくり見る機会はないので結構関心するお客様は多いです。
ドローン調査の
メリットは
・屋根に上がらないのでケガなどのリスクが少ない。・急勾配や滑りやすい屋根には効果的・お客様も一緒に状況を確認できるなどあります。
逆に
デメリットとしては
・特定区間には許可が必要・雨、風が強い日は作業できない・瓦などめくれないので下地などの状態が把握できない・ドーロンの羽音がそれなりにする。・下屋根の壁際が見にくいなどあります。
屋根上空からの撮影ですが、ある程度屋根材に近づいて細かく撮影します。
コロニアルの亀裂は撮影時から目立つものもあれば、亀裂なのか元々の溝なのかも
分からない微妙なものまであります。
また、ノーメンテでコケが生えてたり、色によっても見やすいもの、見にくいものもあります。ドローン調査では撮影後はパソコンに画像を落とし、画像を拡大したりしてさらにチェックします。
亀裂などがある場所は画像編集をして、該当箇所を印付けます。こうした下準備をして施主様や元受け業者に分かりやすく提示します。今回は
築年数が40年くらいなのでアスベストが含有しています。人体的には有害物質なので今は原料に一切含まれません。
一方、屋根材としては安価でかつ耐久性を強くする原料です。
屋根の点検だけで加味すると、アスベストが入っている古い住宅の方が案外亀裂などが少ない場合もあります。2階も実際小さなヒビが4か所だけでした。
昔はコロニアル施工は板金屋さんが主だったので尾の板金もかなり細くて薄いものを
使用していますね。
ドローンはもちろん水平方向の写真も撮影可能です。人の目線から見ている感じですね。
コロニアルの段差部分が所々反りあがっています。原因は・経年による反りあがり・釘が浮いているなどがあります。
反りだけを治すのは反発が強いので現状不可能です。
1階部分ははしごで上がれるので目視調査を行います。
板金の取合い部分にヒビが多い傾向にあります。
板金施工部分は壁の取合いや違う屋根面の取合いになります。瓦でもカラーベストでも金属でもこういった部分は加工処理が必要になります。新築時でも屋根材を施工するため、本体に手を加える必要があります。また、施工上小さくカットした部材も入ることがあります。そのため、このような取合い部分は雨漏りが発生しやすくなります。歩いた感触も屋根地の劣化は進んでいそうです。
全体を見回して1階部分の亀裂やズレは8か所ありました。
ズレは壁の取合いで釘は打っていなかったです。そのため釘割れによる
要交換までには至りません。
そのまま使用はできます。
以上で点検は終了です。
今回は交換が必要な大きな割れはありませんでした。
撮影した写真を元請け様に提出し確認していただきました。要交換箇所は無く、塗装前に変成コーキングで
亀裂を塗布する御見積を依頼されました。
ただし、40年以上の住宅なのでコロニアルの寿命的には葺き替え時期ではあります。屋根地は登ってみて屋根地が劣化しているのでカバー工法は不可能だと判断し、その内容も説明いたしました。ドローン調査をしてほしい。現状の屋根を点検してほしい
などご相談があれば承ります。
お気軽に街の屋根屋さん新居浜中央店へご相談ください。
ご相談、点検、御見積は無料です
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