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射水市のお客様より、高く積み上げられた棟瓦が歪んでいるので直してほしいとのご依頼をいただきました【現場調査】
更新日:2024年11月7日
こんにちは!街の屋根やさん富山店です。
射水市のお客様より、
高く積み上げられた棟瓦が歪んでいるので直してほしいとのご依頼をいただきました
とのお問い合わせをいただきましたので、現場調査(下見)にお伺いしました。
棟瓦とは?
棟は、屋根の面と面をつなぎ合わせている部分を指しています。瓦屋根の棟の部分を「棟瓦」といいます。
射水市のお客様に許可をいただき、屋根の上に登らせていただきました。
屋根の三角△のてっぺん、「大棟」部分の棟瓦から確認します。
のし瓦が7段積み上げられている大棟部分の棟瓦は、地震の影響により歪んでズレている状態です。
赤い線で囲んである、隅棟の棟瓦も歪んでズレています。
大棟・隅棟部分の棟瓦の積み直し工事をご提案させていただきました。
シルガード・漆喰を使用した棟瓦取り直し(積み直し)工事の施工例
棟瓦を解体して一度取り外し、
棟瓦の土台を作っていきます。
まずは「強化棟金具」を屋根の下地部分に取り付けていきます。
シルガードで面戸瓦を固定し、更に上からシルガードを詰めていきます。
シルガードとは
瓦のすき間部分に白くなっている部分があるのをご存じでしょうか?その部分が漆喰になるのですが、
シルガードは通常の漆喰とは違い、シリコンや防水剤が入っているため防水性に優れています。
葺き土の代わりとして使用することができます。
シルガードを詰めた上に角材を設置し、面戸の部分に「漆喰」を綺麗に整えながら(外から見える部分になるので)塗っていきます。
「のし瓦」を設置し、のし瓦のすき間にシルガードを詰めていきます。
「強化棟」と呼ばれる金具の上に芯木を設置します。
シルガードを詰め、「のし瓦」を2段目、3段目と設置することを繰り返し、最後に棟瓦の一番上にあたる「冠瓦」を設置していきます。
「冠瓦」はゴムパッキン付のビスで止めて固定しました。
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