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前回までのブログでは、老朽化した屋根を新しく生まれ変わらせる「屋根カバー工法」の第一歩として、棟板金の撤去と軒先水切りの設置の様子をお届けしました。

「前回の記事を読んで、うちの屋根もそろそろかな…」と不安を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、その続きです！

1. 軒先水切りからの連携！ルーフィングで最初の防水層を確立していきます

今回ご紹介する「ルーフィング（防水シート）」の敷設は、この軒先からスタートします。

写真は既存のスレート屋根（塗膜が剥がれ、やや白っぽくなっていますね）の上に、青い防水シートを丁寧に敷き広げているところです。
このルーフィングは、軒先水切り板金の上にある程度かぶさるようにして敷き始めます。

なぜ、水切り板金の上に重ねるのか？
それは、万が一、新しい屋根材の下に雨水が浸入してきても、その水がルーフィングの上を滑り落ちて、確実に水切り板金から雨樋へと排出されるようにするためです！
水の流れを完全に計算した、雨仕舞（あまじまい）の基本を徹底しています。

2. 全面を覆う！防水性能の高いルーフィング材を使用

私たちが今回使用している（写真に写っている）青い防水紙は「CUSTOM LIGHT(カスタムライト)」という高耐久ルーフィング。

表面に合成繊維不織布と特殊合成樹脂を使用し、アスファルト層を２重にした”粘着層付改質アスファルトルーフィング”という高性能な素材なんです。


特徴をわかりやすく言うと…

• ✅一般的なアスファルトルーフィングより劣化しにくい

• ✅ルーフィングの破れや折れに強い

• ✅カバー工法に向く高い耐久性
  
  

屋根カバー工法では「数十年以上もつ屋根材」を使うことが多いため、その耐久性に見合うルーフィングを使うことが必須です✨

３、📏 1枚1枚、丁寧に重ね幅を確認しながら施工

屋根全体にルーフィングを敷く際は、重ね幅（上下の重なり部分）を確実に確保することが大切です。
規定の重ね幅をしっかり守り、特に水がたまりやすい横方向の重ね部分は、雨水の浸入を防ぐために十分な長さを確保しています。
また、タッカー（シートを留める釘）のピッチ（間隔）も重要です。
ピッチが広すぎると風でバタついたり、剥がれたりする原因になるため、適切な間隔でしっかりと固定していきます。

屋根全体に青いカーペットを敷き詰めたように、「CUSTOM LIGHT」のルーフィングで覆われているのがわかりますね。
シートの文字が真っ直ぐに、そして綺麗に並んでいるのが、私たちの丁寧な仕事の証です！

 劣化した既存の屋根材をそのまま放置し続けると、ひび割れやズレから雨水が浸入し、屋根の下地が腐ってしまいます。
しかし、新しい屋根材を被せる前に、このように高性能なルーフィングを全面に敷くことで、たとえ新しい屋根材が損傷したとしても、二重の防水層が建物を守ってくれるのです！
このルーフィングこそが、お客様の大切な家を長期間守るための「砦」なんです！

４，屋根全面に防水紙が敷き終わりました！

写真をご覧いただくと、屋根全面がきれいにブルーのルーフィングで覆われているのが分かります😊

屋根全体を見渡しながら…

• シワがないか

• 破れがないか

• 重ね幅が確保できているか

• 谷・棟・軒先といった細部が正しく納まっているか

ひとつひとつ最終確認していきます👀

このチェックを怠ると、雨漏りにつながってしまうため、最後まで気を抜かず慎重に確認しています。

既存の谷板金は撤去済みのため、ルーフィングを丁寧に施工し、新しい屋根材を取り付ける準備まで進めています。

まとめ：防水は「見えないところ」のこだわりで決まる！

今回は、屋根カバー工法におけるルーフィング（防水シート）の敷設作業について、現場の写真と共にご紹介しました。

屋根工事は、新しい屋根材が乗ってしまうと、この一番肝心な「防水層」は見えなくなってしまいます。

だからこそ、街の屋根やさん明石・神戸店では、お客様に見えない部分であるこのルーフィング施工に、どこよりもこだわりと情熱を注いでいます🔥
水の流れを熟知した職人による確かな技術と、高性能な防水シートの組み合わせで、お客様の家を雨漏りから完全に守ります。

これで、カバー工法の土台となる「防水層」が完成しました！

次回は、いよいよこの上から新しい屋根材を葺いていく作業に入ります！
生まれ変わっていく屋根の姿を、ぜひ楽しみにしていてくださいね！