1. 「保険金は必ず下りる」と断言する業者に注意

2. 契約前に「申請代行手数料」の有無を確認する

火災保険の申請に必要な現況写真や見積もりの作成は、多くの業者が無料で対応しています。
しかし、悪質な業者の中には、「申請を代行する費用」として、後から高額な手数料を請求するケースがあります。

なかには、成功報酬と称して工事費の数割を請求する業者も存在します。
火災保険の申請は、実はご自身でも行える手続きです。
申請代行に費用が発生するかどうか、そしてその金額を契約前に必ず確認し、書面に明記してもらいましょう。

3. 飛び込み営業や訪問販売には特に警戒する

消費生活センターに寄せられる相談の約8割が、飛び込み営業や訪問販売に関するものです。
これらの業者は、突然訪問して「屋根がずれていますよ」「このままでは危険です」などと不安を煽り、その場で契約させようとすることが多々あります。

見慣れない業者が突然来た場合は、安易に屋根に上がらせたり、話を聞いたりしないようにしましょう。
少しでも不審に感じたら、その場で契約せず、家族や信頼できる業者に相談することが大切です。

4. 契約を急かす業者とはすぐに契約しない

「今契約しないと来週は工事できない」「このキャンペーンは今日までです」など、契約を急かす業者には警戒が必要です。
複数社から見積もり（相見積もり）を取ることは、工事内容や金額が適正かどうかを判断する上で非常に重要です。

相見積もりを嫌がる業者、または「うちよりも安い業者はない」と断言する業者には、適正な価格で工事をしない可能性が高いです。焦らず、じっくりと複数の業者を比較検討しましょう。

5. 契約書の内容をしっかり確認する

口頭での約束は、後々トラブルの原因になります。工事内容、費用、支払い方法、工期、そして申請手数料の有無など、すべてが明確に記載された契約書を交わすことが重要です。

また、訪問販売や飛び込み営業による契約には、クーリング・オフ制度が適用される場合があります。
万が一、契約後に後悔した場合は、書面で契約解除の意思を伝えれば、8日以内であれば契約を取り消すことが可能です。