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加古川市の皆様へ、カラーベスト屋根は塗装しなくてもよいのか❓適切なメンテナンス方法とは❓
更新日:2025年3月25日
加古川市の皆様、こんにちは、(街の屋根やさん明石・神戸店)です。
本日は、カラーベスト(スレート)屋根のメンテナンスについて💡
「塗装が必要なのか、それとも塗装せずに20年以上経過したらカバー工法や葺き替えを検討すべきなのか」という疑問を持つ方は多いでしょう。
実際に、屋根専門業者によっても意見が分かれることがあり、混乱することも少なくありません。
結論として、カラーベスト屋根は必ずしも塗装が必要とは限らず、屋根材の種類や劣化状況によって最適なメンテナンス方法が異なります。
本記事では、カラーベスト屋根の特徴や塗装の必要性、カバー工法・葺き替えの適用条件について詳しく解説します。
カラーベストとは、セメントと繊維素材を主成分としたスレート屋根材の一種で、日本の住宅に広く普及しています。かつては強度を高めるためにアスベスト(石綿)が使用されていましたが、健康被害の問題から2000年前後を境にノンアスベストの屋根材へと移行しました。
このノンアスベストのカラーベスト屋根は、環境や安全性の観点では優れていますが、アスベスト入りの屋根材に比べると耐久性が低いというデメリットがあります。
特に、1996年~2008年頃に販売されたノンアスベスト屋根材(例:ニチハの「パミール」など)は、耐久性に問題があり、塗装工事を行っても、屋根材自体の剥がれや、割れ、滑落が起こりますのでお勧めできません。
このような屋根材は加古川市でも当然施工されております。
すべてのカラーベスト屋根が塗装不要というわけではありませんが、以下のようなケースでは塗装をしても十分な効果を得られず、むしろカバー工法や葺き替えの方が適切な場合があります。
1. 2000年前後のノンアスベスト屋根材(特に「パミール」など)の場合
2000年前後に登場したノンアスベストのスレート屋根は、アスベスト含有品に比べて強度が低く、割れや滑落、層間剥離(ミルフィーユ状に剥がれる現象)が発生しやすいという問題を抱えています。
特にニチハの「パミール」はその代表例で、表面がボロボロと剥がれたり、割れや反りが発生したりするため、塗装をしても根本的な解決にならないことが多いのです。
このような屋根材に塗装を行っても、塗膜と一緒に屋根の表面が剥がれてしまい、メンテナンスの意味をなさないため、専門業者の多くが「カバー工法または葺き替え」を推奨しています。
屋根材がすでに
ひび割れ・反り・欠けなどのダメージ大きい場合は、塗装だけでは耐久性を回復できない事があります。
塗装は主に表面の保護を目的としていますが、
屋根材自体の劣化が進行している場合、塗装をしても耐久性が向上するわけではないため、やはりカバー工法や葺き替えが適切です。
スレート屋根の塗装では、塗膜ができることで「雨水の逃げ道がなくなり、内部に水が溜まってしまたり、あらかた埋まってしまっているために雨の逃げ道が狭くなり「
毛細管現象」」が発生することがあります。
特に「縁切り」という工程を適切に行わないと、
雨水が屋根の内部に浸入しやすくなり、かえって雨漏りを引き起こす原因となります。「縁切り」を確かに行うためには「タスペーサー」の使用をお勧めいたします。
一方で、
比較的新しいカラーベスト屋根で、まだ大きな劣化が見られない場合は、塗装をすることで耐久性を向上させられるケースもあります。
1. 築10〜15年程度で、表面の劣化が軽度の場合
カラーベスト屋根は、メーカーによって異なりますが、
約10〜15年で表面の防水性が低下すると言われています。
この段階で適切な塗装を行えば、
防水性を回復し、屋根の寿命を延ばすことが可能です。
塗装が有効なのは、
屋根材が比較的健全な状態を保っている場合です。
ひび割れや欠けが多く見られる場合は、別の対策をお勧めいたします。
一部のスレート屋根材は、
メーカーが推奨する塗装メンテナンスを行うことで、耐久性を向上させることができるものもあります。
そのため、塗装が適切かどうかは、
屋根材の種類を確認することが重要です。
カラーベスト屋根は、塗装が有効な場合もあれば、意味がない場合もあります。
✅ 塗装が適しているのは、築10〜15年で軽度の劣化が見られる場合
✅ 塗装が不要、または適さないのは、ノンアスベスト初期の屋根材(パミールなど)や、大きな劣化が進んでいる場合
✅ 塗装が逆効果になることもあるため、状態をしっかり見極めることが重要
屋根の状態を適切に判断するには、信頼できる専門業者に点検を依頼し、最適なメンテナンス方法を選ぶことが大切です。
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