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東大阪市T様｜劣化した漆喰と錆びた谷板金。詰め直し工事前の現地調査です
更新日：2021年5月25日
■屋根瓦の漆喰が経年劣化ではがれています
真っ白の綺麗な漆喰が映える瓦屋根。漆喰は「白」と思われている方が多いでしょう。実際白の漆喰の使用がスタンダードです。
しかし漆喰には「黒」のものもあります。黒い漆喰は炭を混ぜ込んで作られますが顔料のため黒色も退色していくといいます。また施工も白色の物に比べて少々難しいようです。
本日伺った東大阪市の2階建建物の瓦屋根の漆喰はスタンダードな白色のものでしたが、その本来すっきりと真っ白なはずの漆喰が経年劣化により黒ずみ、ヒビが入り、欠けて剥がれてしまい、中の土が丸見えの状態になっていました。
では早速外から梯子をかけ、屋根に上がって調査開始です！
屋根に上り調査していると、鬼瓦が外れているのを発見いたしました。
別の鬼瓦部分です。こちらは無事に棟についておりますが、鬼瓦や棟まわりの漆喰はやはり黒く変色し劣化しているのが見て取れます。
棟を真上から撮ってみたところ、漆喰が剥がれて瓦と瓦の間が空いてしまっていたり、単純に黒く変色していることで外観的に美しくないなどの問題がみられました。
漆喰は隙間を埋めたり糊のようにつなげる役割がありますが、このような状態だとその効果もあまり期待できないかと思われます。
■谷板金もサビが発生
漆喰と同時に谷板金もチェックいたしました。
谷板金自体もサビが多く発生し、ここから穴あきにつながる可能性があること、また谷板金まわりの漆喰も苔が生えたり剥がれたりといった状態でした。
こちらも漆喰詰め直し工事と並行し、谷板金交換工事を行いたいと思います。
今回は屋根の現地調査の様子をご覧いただきました。次回は漆喰詰め直し工事、谷板金交換工事をご紹介いたします！
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