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豊中市 屋根工事 傷んだ屋根を災害に負けない強い屋根に!
更新日:2022年2月24日
※2022年2月24日 記事更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です(^^)
豊中市で屋根工事をご検討中ですか?
「豊中市で実績のある屋根工事業者が知りたい!」
「屋根は自分で確認しにくいからこそ業者選びは慎重にしたい!」
「豊中市で信頼できる屋根工事業者を見つけるために、屋根工事に関する知識をつけておきたい!」
今回のブログでは、上記のようなお悩みや疑問をお持ちの方へ向けて、弊社が豊中市でおこなった屋根工事をご紹介します!
まずは、弊社が豊中市でおこなった屋根工事のビフォーアフター写真をご覧ください。
こちらは屋根工事前の屋根です!
台風被害により屋根頂上である「棟(むね)」が崩れています。
このままでは棟から容易に雨水が入り込み、雨漏りを引き起こす可能性が高いです。
また、屋根材の新たな崩れや落下、飛散も懸念されます。
屋根工事が完了し復旧した屋根です!
棟が元通りになっただけではありません。
棟を防災仕様へ変更したことで、耐震性・耐風性を各段に向上させることができました(^^)
防災仕様の棟は「強化棟(防災棟)」とよばれ、耐久性・防水性にも非常にすぐれた棟です!
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豊中市 屋根工事 古い屋根を災害に強い屋根へ復活させます!
それでは、実際に豊中市でおこなった屋根工事の模様をみていきましょう!
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| 地域 | 豊中市 |
| 築年数 | 約25年 |
| 工事のきっかけ | 強風による屋根の崩れ |
| 工事の方法 | 棟の積み替え工事(防災仕様へ) |
今回の屋根工事では、台風で崩れた棟復旧させ、さらに、強化棟工法を採用することで既存の棟を防災仕様へ変更します!
まずは、崩壊した瓦の解体と撤去です。
棟に施工されている大回しの銅線を外し、屋根頂点に積まれている「冠瓦(かんむりがわら)」を取り外します。(以前の棟瓦は銅線でくくられ、固定されていました)
冠瓦を外し終えたら、棟内部に詰めてある「葺き土(ふきど)」を除去します。
解体した冠瓦、熨斗瓦(のしがわら)、葺き土は撤去後、廃材処理となります。
葺き土(ふきど)とは、土葺き(つちぶき)屋根の下地材として屋根材の下に敷かれている下地材のことをいいます。床土ともいわれます。
「大量の葺き土を下地材として屋根に敷く⇒瓦を固定し、屋根に重みを出す⇒建物の重量を増すことで安定感を得る」
葺き土を使用した土葺き屋根は、昭和初期までは主流の施工方法でした。
しかし、2021年現在は屋根を土葺きで施工することはほとんどありません。
その理由は、「耐震性への影響」です。
「屋根が重い⇒建物の重心が高い⇒地震時の揺れが大きくなりがち⇒揺れによる被害が懸念される」
また、葺き土は経年によって徐々に脆弱(ぜいじゃく)化し、瓦を固定させる力が低下するというデメリットももちます。
そのため、今回の屋根工事では脆弱化した葺き土を撤去し、さらに防水性・耐久性にすぐれた新しい素材を下地材として採用します。
防災棟に欠かせない専用の金具「防災棟金具」を、直接、既存の屋根下地にビスで緊結させます。
水糸を張り、棟芯を確実に出して600ピッチで取り付けているところです。(上写真)
今までの棟
「屋根下地⇒葺き土⇒瓦4枚⇒銅線でくくる⇒隙間に漆喰(しっくい)」
新しい棟
「屋根下地⇒専用金具を屋根下地にビス固定(←現在、ココ)⇒棟芯材を金具にビス固定⇒なんばん漆喰の施工⇒瓦1枚⇒瓦をパッキン付きビスで固定」
このように、新しく造る防災仕様の棟は、屋根下地と棟をビスを使って確実に固定させます。
「屋根下地と棟をほぼ一体化させる」ことで、屋根の耐風性を各段に向上させるということですね。
水糸とは、作るもののラインを一直線にしたり高さを合わせるために使用される糸です。「水縄」ともよばれます。
屋根工事で水糸は不可欠なものです。水糸を使わなければ真っすぐに棟を形成できません。
水糸を張りながら、曲がったり歪んだりしないよう慎重に屋根工事を進めます。
おいあて瓦の調整に入ります。おいあて瓦とは半端瓦を使用した屋根の雨仕舞(あまじまい)のことです。
棟は、屋根面同士が合わさった部分のため、必ず「隙間」が生じます。
棟に生じる隙間を出来る限り狭くし、雨水の浸入リスクを限りなくゼロに近づけるためにおこなわれるのが「おいあて瓦の調整」です。
隙間が埋まるよう、職人がその場でカット加工した瓦(勝手瓦)を、釘や緊結線を使用し屋根下地に固定します。
おいあて調整とは瓦職人がおこなう防水処理・雨仕舞のひとつです。
棟内部に、可能な限り隙間があかないよう、棟に隣接する瓦の形状をサンダー(電動ノコギリ)や瓦専用ハンマーを使用し微調整します。
「分厚く硬い屋根瓦を思った通りにカットし加工する」
見ている以上に難しい作業です。高い技術力がなければできません。
「でも、おいあて調整をしてもしなくても、工事が終われば外からは見えないでしょ?」
たしかに、上から棟瓦を積んでしまえば「おいあて調整をしたか・しなかったか」は、お客様からは分かりません。
しかし、おいあて調整をしたか・していないかでは、雨水の浸入に大きく影響します。
「おいあて調整をしている=丁寧に施工をしてくれている」といえます。
弊社では、棟のおいあて調整を丁寧にさせていただきます。また、施工後は作業中のお写真をお見せすることも可能です。
お客様のご不安を少しでも減らせるよう努めております。分からないことや不安なことはいつでもご相談くださいね。
先ほど取り付けた防災棟金具に、棟の芯材となる垂木をステンレスビスで固定し緊結させます。
芯材となる木材は、「歪み」や「反り」などのクセが無い一直線の物を使用します。弊社の屋根職人が見極めたこだわりの建材です。
豊中市 屋根工事step5「なんばん漆喰(しっくい)詰め」
棟芯材の周りを埋めるように、新しい下地材「なんばん漆喰」を施工します。
今回は以前のような「葺き土」を使いません。
葺き土に比べて防水性・耐久性にすぐれたなんばん漆喰を使用します。
なんばん漆喰は、雨風・地震にも強く、素材自体が水を弾くため雨水にも非常に強い下地材です。
棟の両サイドにギッシリとなんばん漆喰を詰めます。
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葺き土の代わりに採用されているなんばん漆喰は、通常に漆喰に防水材・シリコン・油脂・粘土などが混ぜ込まれた下地材です。
そのため、雨水に強く、また、硬化することでコンクリートのような強度もでます。なんばん漆喰は非常に粘着性が高く、瓦を固定させる力を持つ建材です。
今では、瓦屋根の強化施工に欠かせない下地材といえます。なんばん漆喰を屋根下地として採用することで、屋根の土台全体を丈夫にできます。
なんばん漆喰は、棟下地以外にも「屋根と壁の境目部分」や、高い防水性が必要となる「谷板金まわり」などにも使われます。
なんばん漆喰の耐用年数は約15~20年です。定期的なメンテナンスで屋根の防災性を保ちましょう。
豊中市 屋根工事step6「冠瓦(かんむりがわら)の設置」
なんばん漆喰を敷き詰めたら、上から仕上げの瓦を一枚被せます。
なんばん漆喰が施工されているため、この時点で瓦はある程度固定されますが、さらに上からビスを打ち込み緊結させるのが防災棟です。
棟内部の棟芯材(先程設置した木材)に向かい、瓦の頂点から真下にむかってパッキン付きのビスを打ち込み強く固定します。
パッキン付きのビスは、ビス頭付近にゴムが付いているため、強く打ち込むことでゴムが潰されビス穴をきっちりと塞いで防水性を高めてくれます。
瓦1枚1枚に対し、パッキン付きステンレスビスを打ち込み確実に固定させます。
防災棟(強化棟)とは、強力棟工法によって成形される耐風性・耐久性・防水性にすぐれた棟のことです。
震度7にも耐え、各地域の基準となる風速にも耐えうることを条件としたガイドライン工法(※2000年5月に改正された建築基準法に基づく屋根の工法)によって施工される棟を防災棟といいます。
防災棟は、瓦1枚1枚を釘やビスでしっかりと固定するため、強風による飛散や地震による落下が起こりにくいです。
瓦屋根は、「崩れる」「脆い、古い」「耐震性に不安が残る」など、マイナスイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、災害に備えた適切な施工でメンテナンスされた瓦屋根は、台風や地震、大雨の際にも頑丈に保たれお住まいを守ってくれます。
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台風による被害で崩れていた屋根は、弊社の屋根職人による施工で無事復旧しました!
さらに、以前よりも強風にも大雨にも地震にも耐えうる防災仕様の棟に仕上がっています。
防災棟は、固定力が非常に強く、さらに、メンテナンスの手間が極めて少ないという特徴ももちます。
真っ白な漆喰と瓦のコントラストはやはり美しいですね!スッキリとした見た目でお客様にもご満足いただけたようで一安心です。
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豊中市 屋根工事前の無料調査【どんなことをするの?屋根のどこを見るの?】
最適な屋根工事のために欠かせないのが事前の屋根調査です。最適な施工内容は、「正確に現状を把握」していなければ導き出せません。
「でも、屋根調査って一体何をするの?」「具体的に屋根のどこを見ているの?」
ここからは、弊社が豊中市でおこなった屋根工事前の事前無料調査の模様をご紹介します。
| 地域 | 豊中市 |
| きっかけ | 台風による屋根の崩れ |
| 調査費用 | 無料 |
豊中市で無料屋根調査step1「ご挨拶とヒアリング調査」
豊中市に到着です。まずは、お客様へご挨拶いたします。また、可能であれば被害の詳細をお聞かせいただきます。
「いつトラブルが生じたのか」「いつから生じているのか」「どのようなことでお悩みなのか」「どんな天候の際にトラブルが生じるのか」など、
そこに住んでいる方にしか分からない情報をお聞かせいただくことで、トラブル原因解決の糸口が見つかることも少なくありません。
2018年の台風21号通過後、豊中市にお住まいの方から無料屋根調査のご依頼をいただきました。
被害の状況はどのようなものなのでしょうか?
トラブルが生じている場合であれば、徹底的な原因調査。リフォームを検討中であれば、最適なプラン立てのための徹底調査。
弊社では「相談」「現地調査」「お見積り」「ご提案」はすべて無料で承っています。
豊中市で無料屋根調査step2「劣化した屋根漆喰」
実際に屋根にのぼらせていただき調査します。上写真は、屋根頂上に設置されている棟瓦です。
瓦に施工されている「漆喰(しっくい)」が劣化し、灰色に変色しているのが分かりますか?
こちらに施工されている漆喰は元々は真っ白なものです。しかし、経年によって徐々に変色し、「剥がれ」「ひび割れ」が生じています。
剥がれた漆喰は、「コンクリートの破片」のようになり、屋根面や軒先などに散乱していることが多いです。
漆喰が剥がれることで屋根に不要な隙間が生じ、「雨水の入口」に発展していることも少なくありません。
・灰色の部分⇒劣化した漆喰
・黄土色の部分⇒漆喰が剥がれて露出した葺き土
このように、漆喰が剥がれ落ちることで内部の葺き土が丸見えになり、雨水が容易に入り込みます。
熨斗瓦下の漆喰に剥がれが生じています。
漆喰が剥がれ、露出した葺き土に雨水が吹き込むと、容易に屋根内部へ雨水が浸入します。
すると、雨漏りする可能性が一気に高まるのです。
やはり、屋根の現状は「実際に屋根に上り、至近距離で調査」して分かることが非常に多いです。
もちろん、弊社ではドローンを使用した調査も実施しています。しかし、「実際に屋根に上った足の感覚」までは知ることができません。
屋根上を実際に歩くと、屋根下地の劣化具合がダイレクトに伝わってきます。
下地から傷んだ屋根は、「ふわふわ」として、まるで布団の上を歩いているような感覚です。
弊社の無料調査では、基本、実際に屋根に上がらせていただき、現状をより正確に細かい箇所まで把握させていただきます。
「最適な施工のご提案」は、屋根の現状を正確に知った上でしか導き出せません。
こちらは台風で大きく崩れた棟です。飛散した瓦は地上へ落下せず、屋根面に散乱したままです。
さらに、棟内部からは葺き土が見えています。
屋根の端部分に散乱した瓦です。
このままでは雨漏りだけではなく、散乱した瓦が落下することによる通行人への被害も懸念されます。
屋根面に散乱した隅棟の丸瓦、熨斗瓦が地上にずり落ちそうです。このように大量の瓦がガラガラと崩れ落ちています。
特に、割れた瓦は断面が鋭利になっており危険です。
瓦の落下により剥き出しになった葺き土です。(上写真)
葺き土は長い年月をかけて徐々に痩せます。
元々は粘土質の葺き土。しかし、葺き土は「濡れる、乾く」を繰り返すことで、粘着力が無くなってサラサラした状態となり、徐々に瓦の固定力を失っていくのです。
2021年現在、瓦屋根に葺き土が使用されることはほぼなくなりました。葺き土の代わりに使用されるようになったのが、「なんばん漆喰」です。
豊中市で無料屋根調査ste5「雨樋(あまどい)の破損」
強風によって何らかの飛来物が衝突したのでしょう。
屋根先に設置された雨樋が割れて穴が空いています。
先ほどの棟瓦が落下し、雨樋に被害を及ぼしたのかもしれません。
メンテナンスとメンテナンスの間の期間に台風や地震などの災害が起こると、弱くなって傷んでいる部分に即弊害が出てきます。
豊中市で無料屋根調査step6「ベランダに散乱した瓦」
屋根から落下した瓦は屋根上にとどまらず、建物のベランダ内にも落ちていました。
かなりの強風だったことが想像できます。
豊中市で無料屋根調査step7「飛散したベランダ屋根」
また、上を見上げるとベランダの一部に取り付けられていた雨除け屋根も飛散しなくなっていました。
おそらく、ポリカーボネート製の屋根材でしょう。このままでは雨が直接ベランダに降り込みます。
雨水は雨漏りだけではなく、外壁やベランダ床面の傷みの原因となるため注意が必要です。
ひとまず落下の恐れのある瓦を撤去し、さらに被害が拡大しないよう応急処置します。ベランダに落ちていた瓦も片付けました。
ただ、このままの状態ですと、崩壊した棟から建物内部へ容易に雨水浸入してしまうでしょう。
雨漏りや新たな瓦飛散などの二次被害を防ぐためにも、早目の修理が望まれます。
台風や地震などの災害時に被害が出やすいのが、建物の中でも屋根です。
特に、屋根頂上にあたる「棟(むね)」は屋根の中でも被害を受けやすい箇所。
被害状況や築年数、その後のお住まいプランによって、解決策はさまざまです。
部分修理で済ませるか?屋根材自体を取り替えたほうがコスパがいいか?
まずは、現状をプロに把握してもらい、どのような解決策があるのか聞いてみるのがおすすめです。
選択肢がいくつかある場合、「今後も長く住み続けるのか」「とりあえず部分的な修理で済ませるのか」を家族でじっくり検討してみましょう。
豊中市で屋根工事のことなら「街の屋根やさん大阪吹田店」へ
豊中市で屋根工事のことなら私どもにおまかせください!
屋根工事のきっかけは、「台風被害」や「雨漏り」というケースが非常に多いですが。
屋根機能を復旧させることはもちろん、今回、ご紹介した事例のように、以前よりも災害に強い屋根に強化させることも可能です。
「台風被害にあった屋根」「経年劣化した屋根」「雨漏り対策」など、状況によってさまざまな解決策があります。
弊社では、
「原因がわからない」
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「費用がどのくらいかかるか不安」
といった屋根工事前のご不安を解消するために、プロによる無料点検を随時受付けております。
点検時には、トラブル箇所や劣化部分を写真や動画で記録し、お客様に屋根の現状を「正確に・分かりやすく・丁寧に」お伝えします。
また、屋根の現状から、必要となるメンテナンスや修理、その他解決策も無料でご提案。
お客様のその後のお住まいづくりのご希望にそって、適切な施工プランを立てさせていただきます。
すぐに屋根工事とは考えていなくても、「お住まいの劣化状況を知っておきたい」というお客様も多くいらっしゃいます。
もちろん、お見積もりまででも構いません!
まずはお気軽に、お電話・お問い合わせフォームからご相談くださいね。
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