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さぬき市で築30年のお宅をドローン点検!雨樋の外れとモニエル瓦の劣化を発見!
更新日:2025年9月4日
皆さんお疲れ様です!街の屋根やさん高松店の大下です!
今回は、さぬき市にある築30年ほどのお宅で雨樋(あまどい)の点検を行いました。きっかけは、弊社が近隣で工事をしていた際に、偶然お客様宅の樋が外れて竪樋(たてどい)が変な方向に向いているのを発見し、お声掛けさせていただいたことです。屋根や雨樋は普段から細かく見る機会が少ないため、気づかないうちに大きな不具合につながることもあります。
まずは地上から見える部分を確認しました。竪樋が外れてしまっており、雨水が適切に排水されていない状態でした。このままでは外壁に直接水が流れ、汚れやコケの原因になったり、建物基礎まわりの土が削られてしまう恐れがあります。
続いてドローンを使って屋根全体を上空から点検しました。
上から確認すると、外れていたのは一か所だけではなく、複数の部分で軒樋(のきどい)が外れていることが分かりました。地上からでは見えない劣化も、ドローンを使えば安全に詳細を確認できます。
ドローンで近づいて撮影したところ、軒樋が完全に外れて無くなってしまっている箇所も見つかりました。雨樋は建物の外観だけでなく、住宅を長持ちさせるために非常に重要な部材です。樋が外れたままでは雨水が壁や屋根裏に回り込み、雨漏りや木材の腐食を引き起こす可能性があります。特に築30年近いお宅では、樋の金具の劣化や固定部分の緩みが原因で外れやすくなることがあります。
今回のお宅の屋根材は「乾式コンクリート瓦(モニエル瓦)」でした。モニエル瓦は見た目が洋風でおしゃれなため、30年ほど前に多く使われていましたが、いくつか注意点があります。
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表面塗膜の劣化
モニエル瓦はセメントを主成分とした屋根材で、表面に着色スラリー層と呼ばれる塗膜があります。築年数が経つとこの塗膜が剥がれ、瓦が水を吸いやすくなります。
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塗装の難しさ
通常のスレート屋根と違い、モニエル瓦は塗装前に特殊な下処理(スラリー層の除去)が必要です。これを行わないと塗膜がすぐに剥がれ、工事のやり直しにつながるリスクがあります。
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重量の問題
セメント製で重いため、地震時の建物への負担が大きいという点も指摘されています。特に築30年以上経過した住宅では、屋根の軽量化を検討される方も増えています。
- 割れやすさ
経年で強度が落ちると、小さな衝撃でも割れてしまうことがあります。今回の点検でも表面のひび割れが複数確認されました。
- 生産が終了している
現在は生産が終了しているため瓦が破損した場合、葺き替えやカバー工法を選択する可能性が高くなり、工事費用も高くなってしまいます。
このように、モニエル瓦は見た目はしっかりしているように見えても、内部では劣化が進んでいることが多いため、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
今回のさぬき市のお宅では、雨樋の外れがきっかけで点検をご依頼いただきましたが、実際に調べると複数の樋の不具合や屋根材の劣化が見つかりました。雨樋の不具合は雨漏りや建物寿命の短縮に直結しますし、乾式コンクリート瓦(モニエル瓦)は塗装や補修にも注意が必要な屋根材です。
「最近雨樋の水の流れが悪い」「屋根を長い間点検していない」という方は、ぜひ一度ドローン点検をご利用ください。安全に、そして詳細に現状を把握することができます。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-kotobuki@kotobukikoubou.com
有限会社寿工房
〒760-0080
香川県高松市木太町1941−12


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