セメント瓦補修、塗装工事

傷んでしまった瓦屋根の補修と塗装をお願いしたいとご連絡をいただき、状態を確認するために現地へと向かいました。

かなり傷みはありましたが、葺き替え工事の必要はなく、補修と塗装工事をご依頼主様にご提案し、工事開始となりました。

屋根が全体的に茶色くなっており、ご依頼主様は錆びではないかとお話されていました。

細かく見ていくと、錆ではなく、カビと藻による変色とわかりました。

かなり長い期間メンテナンスなどはおこなってこなかったということで、屋根全体が茶色くなり傷みが広がってしまっています。

カビや傷みによる劣化と、経年劣化による瓦の割れやヒビがあり、特に雨漏りなど家の中でのトラブルはないそうですが、出来るだけ早急に工事をおこなう必要があります。

しっかりと汚れを落とした後に、補修、塗装工事をおこなっていきます。

瓦表面に付着しているほこりや汚れ、カビ、藻を取り除くため、高圧洗浄機で洗浄します。

綺麗になったら瓦のヒビや割れを補修し、塗装するために下地を塗ります。

瓦の耐久年数が長いため、塗装が剥げてしまっても気づかないことが多く、知らないうちに劣化が進んでいたということがよくあります。

屋根の表面は、紫外線や風雨などの外部からの様々なダメージを受けやすいため、場所によっては劣化が早い場合もあります。

塗装をおこなうことによってそれらから保護することができるといった、機能的な面ももちろん、古い屋根や色あせた屋根は、建物全体の外観を損ねることがあるので、定期メンテナンスをおこなうことが理想です。

今回はカビや藻の発生が出来るだけ防げるように、防カビ、防藻効果の高い塗料を使って、塗装をおこないました。

塗装工事が無事に終わり、ご依頼主様にご報告させていただきました。

安全面はもちろんですが、今回は劣化が目立ち、外観も良くない状態だったため、塗装を終えて綺麗になった屋根はご近所の方からの評判もよく、とても喜んで頂くことが出来ました。