別荘は通常の住宅よりも落ち葉や塩害被害を受けやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。

こんにちは。『街の屋根やさんいわき店』です。
今回は岩瀬郡天栄村で行った別荘の屋根の現地調査についてご紹介いたします。

いわき市からですと、車で1時間半ほどの場所に今回伺った別荘地があります。
別荘を所有されているお客様は関東在住とのことで、現地調査の日程はお客様が別荘に来られるお日にちに合わせて設定をし、お伺いさせて頂きました。
現地調査後のお打ち合わせも、遠方でもすぐにやり取りを行うことができるよう、メールや電話で行わせて頂きました。もちろんいわき市内のお客様にも、ご希望される方法でのやり取りを行うことが可能です。

現地へ辿り着くまでには色々とアクシデントもありました。
標高の高い山を登ったところが今回伺った別荘地です。左も右も似たような道と建物に囲まれており、見事に迷子になり似たような道を何度もグルグルと走ってしまいました。
現地の別荘の管理組合の方や、お客様の案内を受けどうにか無事に今回のお客様の別荘へ到着することができました。
写真をみて分かるとおり勾配も急で入り組んだつくりの屋根でした。
足場のない状態であがるのはとても四苦八苦しました。

足場があっても傾斜が急で施工にはかなりの神経を使い一苦労する形状の屋根です。

余談ですが、後日足場の見積りのために現地へ伺った足場屋さんも同じく道に迷いました。
幸い、初回の現地調査の際に位置情報を取得しておいたお陰でその情報をもとに無事に辿り着くことができました。

目印にするものもあまりない土地でしたので、慣れていない方は確実に迷います。
しかし、緑豊かで空気も澄んでいてとても癒されるいいところでした。

誰しもが一度は憧れる別荘ですが、通常の住宅よりもこまめにメンテナンスを行う必要があります。
建物の作りが複雑であったり、山間部や沿岸部に面していることが多いためです。

山間部では落ち葉や紫外線の影響を受けやすいです。
一方、沿岸部では塩害の影響を受けやすく、鉄部の箇所に錆が発生しやすくなります。

劣化が広がる前に早め早めにメンテナンスを行えば、屋根を長持ちさせることも可能です。

屋根材に落ち葉やコケによる劣化が見られます

屋根に緑色になっている箇所が多数見受けられました。藻やカビが発生していました。
山間部ならではの状態です。

建物のすぐそばに立派な木が沢山生い茂っているため、葉や枯れ葉が屋根に散り、蓄積されてしまいます。
さらに日差しのあたりにくい箇所であったためずっと湿っており、屋根の劣化もさらに早まっている状態でした。

屋根の端部にも激しい劣化が見られ、触るだけで屋根がボロボロと崩れてしまう状態でした。

屋根の谷部分や棟にも気になる箇所を発見しました

続いて屋根の入り組んだ部分やおさまりの重要な箇所を確認しました。

屋根からの雨水を雨樋へと流すための役割をする谷部分には変色が目立ちます。

日差しの当たる時間が少ないこともあり、湿った状態が続いていました。
劣化を早めるだけでなく、雨漏りを引き起こす原因となりかねません。

右の写真は棟の部分です。
一部破損している箇所が見られました。
なかなか自分では確認することが難しい箇所ですので、定期的な点検が重要となります。

屋根の陰になっている部分にも色々と異変が…

屋根の下部でもともと陰になりやすい箇所にもコケや変色が見受けられました。
やはり山間部は屋根の傷む速度も早いです。

まだ劣化の少ないうちに定期的にメンテナンスを行うと、少しずつの修繕で既存の屋根を長持ちさせることも可能となります。

しつこいようですが、どんな屋根も定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

今回のケースでのご提案内容

別荘とのことで屋根の痛みも多く、このままの状態ですと雨漏りがひどくなる恐れがあったため、
今回は屋根のカバー工事でのお見積りを作成させて頂くこととなりました。

既存と同じ素材の屋根ですと再び早い段階で劣化してしまう可能性が考えられたため、ガルバリウム鋼板で作られた金属屋根材のニチハ「横暖ルーフ」でご提案させて頂きました。

「横暖ルーフ」は名前の通り、横葺き専用の屋根材で、断熱・遮熱性能に優れた屋根材です。
別荘の場所が山間部で、冬になると物凄い量の積雪が早い時期からある土地でしたので、断熱性能に優れた屋根材を使用することにより、別荘に滞在時に快適にお過ごし頂けるのでないかと考え、ご提案させて頂きました。

一般的な住宅よりも勾配があるため、通常より施工日数を要することなどもご説明をさせて頂きました。

『街の屋根やさんいわき店』では、お見積り・ご相談は全て無料で行いますので、屋根や外壁、雨樋、雨漏りでお困りの方はぜひ一度ご相談ください。

メールフォームからのお問い合わせにも随時対応しておりますので、短時間でお問い合わせを済ませたい方や、電話は気が引けるといった方には是非ご利用ください。

もちろんお電話での受付も可能ですので、お客様ご自身にあった手段をお選びいただければと思います。