郡山市にて棟板金とケラバ板金の釘浮きを補修し強風対策を行いました
更新日：2025年12月16日
今回は前回に引き続き、郡山市で行った棟板金の釘補修とケラバ板金の釘補修についての作業内容をご紹介します。
屋根の板金部分は、普段見えない場所だからこそ劣化に気づきにくく、気づいた時には風でバタバタ音が鳴っているというケースも少なくありません。今回のお宅でも釘の浮きが複数確認されたため、早めの補修を行いました。
棟板金は屋根の一番高いところに取り付けられており、風の影響をもっとも受ける部位です。釘が浮くと強風で板金が音を立てる、釘が抜けて飛散する、隙間から雨水が入って内部の木材を傷めてしまうといった症状が見られます。
まずは棟板金部分の補修を行います。
釘よりも向けにくく、固定力が高く、風に強い、錆びにくいという特徴を持っています。
既存の釘の穴に頼らず、新しくビスを打ち、しっかり固定できるようにします。
棟板金部分を固定することで風で板金が浮き上がるリスクが軽減しました。
ケラバ板金（屋根の端部分）も棟と同様、複数箇所で釘の浮きが見られました。ケラバは風をまともに受けるため、釘の緩みが起きやすい場所です。
ケラバ板金の釘を補修する際に外壁や窓に傷がつかないようにするため、養生をしてから作業に取り掛かります。
今回のように、釘浮きは小さな症状に見えても、屋根にとっては深刻なトラブルの前兆です。特に郡山市・いわき市エリアは季節風や台風の影響を受けやすく、板金の緩みが発生しやすい地域です。
釘をビスに交換するだけでも風への強さは大きく変わり、屋根の耐久性向上につながります。定期的な点検で早期発見できれば、今回のように最小限の補修で済ませることも可能です。
次回のブログでは、錆びた雨樋金具（でんでん）の交換、ガスメーター固定金具の交換、そして屋根端木部を覆う板金カバー取り付け作業をご紹介します。
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