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広島市西区、築50年ほどのマンションベランダより漏水相談。ウレタン防水の経年劣化が進行!
更新日:2024年6月26日
みなさまこんにちは(^O^)
街の屋根屋さん広島中央店のブログをいつもご覧いただきありがとうございます。
今回は広島市西区にお住まいのお客様より、
『雨漏りではないが、ベランダに洗濯機を置いていて防水シートが剥がれてきており、下の階の軒先に水漏れしてしまう。対応可能か。』とのご相談をいただきました。
調査にお伺いした時の様子をご紹介いたします!
◆街の屋根やさん広島中央店では、漏水が起きている場合、原因をしっかりと調査し、最適な工事内容をご提案させていただきます。お住まいのことでご不安なことがある方は、ぜひご相談ください。『街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消!』
ご相談いただいたマンションは4階建て鉄筋コンクリート造りで、
築年数はおよそ50年になります。
漏水があったのは2階の1室になります。
ベランダに洗濯機を設置されており、1階の軒先に漏水しているとのことでした。
それでは、漏水の原因について調査を進めていきます。
調査の様子になります。
ベランダに洗濯機を設置されていましたが、洗濯機下の防水層には亀裂が入り、
防水層の劣化が進行している状況です。
防水工事として、
ウレタン防水が施工されています。
ウレタン防水は建物に雨水を浸入させないために行う防水施工方法の一種で、
液体状のウレタン樹脂を塗ることで防水層を作る工法になります。
施工する面の広さや形状、材質を問わず施工できるため、数ある防水施工の中でも
よく使われる防水施工法となっています。
ウレタン防水について詳しくはこちらの記事をご覧ください⇓⇓
ウレタン防水とは?メリット・デメリットとバルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)への施工工程
ウレタン防水層の劣化の症状についてご説明します。
劣化の症状には次のようなサインが見られます。
チョーキング現象 | 紫外線による塗膜の劣化が原因で防水機能が低下し、手で触ると白い粉が付着する現象が起こります。 |
ふくれや浮きの症状 | 防水層と下地の接着力が低下しているサインになります。放置すると、剥がれや雨漏りに繋がります。 |
ひび割れや亀裂 | 防水層表面のトップコートの劣化が進行しているサインです。トップコート自体に防水効果はありませんが、放置すると劣化が進行し、水の浸入に繋がります。 |
ご相談があったベランダについても、全体的に亀裂が入っており
かなり劣化が進行している状況と見受けられました。
窓のサッシ部分のコーキングについても劣化が進行し、
コーキング切れが起きていました。
コーキングが切れてしまうと、隙間ができてしまい水の浸入を許してしまいます。
排水溝に落ち葉などの汚れが溜まり、詰まっている状況でした。
先ほどウレタン防水の劣化の症状を挙げましたが、水はけの悪さや排水不良は劣化の症状を加速させる原因となります。
水が溜まると、防水層が長時間触れて劣化を早めてしまいます。
そのため、排水溝やドレンの詰まりによって水が溜まることは、排水機能がうまく機能せずに、水が溜まってしまうため、ウレタン防水の劣化を加速させる原因となってしまいます。
水はけの悪さや排水不良以外にも劣化を進行させる原因があります。
紫外線による劣化 | ウレタン防水の最大の敵は、太陽光に含まれる「紫外線」です。特に日当たりの良い屋上や、ベランダは紫外線の影響を受けやすくなるため、定期的なトップコートの塗り替えが重要になります。 |
メンテナンス不足や経年劣化 | 定期的にメンテナンスを行っていないと、寿命が短くになります。排水溝の掃除、トップコートの塗り替えを怠ると汚れが付着し、劣化を促進します。 |
物理的な衝撃や不可による損傷 | 屋上などに設置した重量物を引きずったりして傷つけると、穴があいてしまい水の侵入経路になります。ウレタン防水の上に物を置く際は、防水層の保護に配慮し、損傷を防ぐことが重要です。 |
1階の軒裏、排水溝付近に漏水を確認しました。
調査の結果、経年劣化によりウレタン防水に亀裂が入っており
洗濯機を使用されるたびに、下の階へ漏水をしている状況と見受けられました。
漏水を止めるためには、ウレタン防水工事の施工とコーキングが切れている箇所については
コーキング処理を行う必要があると思われます。
このたびは街の屋根やさん広島中央店に調査をご依頼いただきありがとうございました。
今回の記事を読んで、ウレタン防水について詳しく知りたい方や
既に漏水などでお困りの方は、ご相談お待ちしております!
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